大阪経済大学 相次ぐ水難事故...安全水泳教育が急務も、経済格差による子どもの泳力格差が課題 人間科学部 若吉浩二教授が、ペットボトルを使って安全水泳プログラム 「大阪"大の字"泳法」開発
Digital PR Platform / 2024年8月7日 14時5分
大阪経済大学(学長:山本俊一郎/所在:大阪市東淀川区大隅2-2-8)は、人間科学部・若吉浩二教授が、泳ぎが苦手な子どもが水難事故から身を守る泳力を習得するための安全水泳プログラム「大阪“大の字”泳法」を、新生ビルテクノ株式会社と共同開発しました。また報道関係者向けに8月13日(火)10時より、小中学生対象の「大阪“大の字”泳法」水泳教室の初日を公開します。
■子どもの安全水泳教育が急務も、経済格差による泳力格差が課題。
海や河川などでの痛ましい溺水事故が後を絶ちません。しかし教育現場の水泳では安全教育が充足していると言い難い現状です。文科省小学校水泳指導教本でも水泳は「命に係わる学習」とされていますが、水中での安全教育を受け持つクラス担任の多くは教えることが困難であると感じています。
また近年、家庭の経済格差が子どもの学力・体力格差に影響していると言われており、特に低所得世帯の子どもの体力の低さは深刻です。これは泳力に関しても例外ではなく、経済的に豊かな家庭の子はスイミングスクールに通う傾向にあり、学校水泳での子どもの泳力は二極化しています。
■ペットボトルで、真水と海水の浮力の違いを実感。水難事故に遭った時は、慌てず、浮いて待つ!
新開発の「フラットヘルパー」で浮力を補い、楽々浮いて正しい姿勢で泳ぐ「大阪"大の字"泳法」。
若吉教授らが開発した「大阪"大の字"泳法」は、水難事故に遭った時に最も重要な「体力を消耗せず(慌てず)、浮いて待つ(助けを待つ)」ことを習得するための安全水泳プログラムです。ロサンゼルス五輪・水球日本代表の若吉教授は、水泳時の水中バランスの研究を続けており、水着やバランス補助ブイなどを企業と共同開発してきました。「大阪"大の字"泳法」では、これらを応用し、体の浮心と重心のずれ幅を減らすことで、水中で沈みがちになる下半身の浮力を補う水泳アイテム「フラットヘルパー」を取り入れました。「フラットヘルパー」は、メッシュ素材のスパッツ型タイツの左右ポケットに、ビート板やペットボトルなどの浮力体を入れて使用します。
「大阪"大の字"泳法」の指導では、身近なペットボトルを使い、真水と海水の浮力の違いを体験する事ができます。人は海水に入ると体重あたり2~2.5%の浮力が働き、体重40㎏の児童が500mlペットボトルを2本着けると海水と同じ浮力を経験できます。若吉教授は、子どもたちに海と同じ感覚で川に入ることの危険性を知ってもらうことも重要と考えています。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「大の字で浮いて待つ」は元海上保安官でも1分もたないほど危険…水難救助のプロ推奨「イカ泳ぎ」をご存じか【2024夏のイチオシ】
プレジデントオンライン / 2024年8月10日 8時15分
-
海上保安庁と合同安全水泳イベントを開催(ニュースリリース)
PR TIMES / 2024年8月7日 17時45分
-
プールでの水の事故を防ぐには?今の子どもは水に慣れる機会が少なく慌てておぼれることも
KKT熊本県民テレビ / 2024年8月4日 14時9分
-
どこの川でも起こりえる「崩れ砂」 子どもたちに伝えたい、上を向いて胸を張って「浮いて待て」
RKB毎日放送 / 2024年7月19日 15時5分
-
着衣泳を親子で体験!自己防衛スキルを鍛えよう
PR TIMES / 2024年7月12日 19時45分
ランキング
-
1電機5社が増収、円安追い風に ソニー、三菱電機は過去最高
共同通信 / 2024年8月9日 19時32分
-
2「日本発の株価大暴落」はまだ終わっていない 暴落は収束したかに見えて何度もやって来る
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 9時30分
-
3成田空港と都心を結ぶ新構想 「押上~泉岳寺短絡線」はどうなる?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月10日 7時0分
-
4ミスドはなぜ「なんか、ちょうどいい空間」なのか 値上げしても業績絶好調、背景の「空間の魅力」
東洋経済オンライン / 2024年8月8日 10時0分
-
5お客が求める「おいしいコーヒー」神話 カフェ経営で見落としがちな“ほろ苦い現実”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月7日 8時27分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください