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昭和大学と株式会社ユカリアが電子カルテ由来の「ユカリアデータレイク」を活用した共同研究を開始 ― 「もっと患者に優しい薬」を届けるために既存の医薬品の課題発掘を目指す

Digital PR Platform / 2024年8月9日 14時5分

■研究の内容と役割
 本共同研究では、昭和大学薬学部病院薬剤学講座の百賢二准教授による「ユカリアデータレイク」の詳細な分析により、医薬品に関する潜在的な医療ニーズを網羅的に抽出し、製薬企業とのマッチングも視野に入れた効率的な医薬品開発のための情報を構築します。
 本研究では、特に患者さんにとって優しい医薬品の開発候補となりうるような、「剤形」「使用感」「包装」等に主眼をおき、「飲みにくい」「使いづらい」という患者さんからの声や、「外観がそっくりで危ない」「患者さんへ使いづらい」といった医療従事者の声に関し、ユカリアデータレイクに格納された膨大なテキストデータと医療情報の組み合わせ解析により、ベッドサイドや診察室等の「困った」をみつけ、製薬企業による新たな医薬品開発や、既存の医薬品に対して付加価値を高めるようなヒントを定量的、定性的に抽出し、「もっと患者に優しい薬」が患者さんの手に届くようにすることを目指します。

■「ユカリアデータレイク」について
 データレイクとは、大量の構造化データ、半構造化データ、非構造化データを保存、処理、保護するための、一元化されたリポジトリ(格納場所)のことです。
 ユカリア独自の「ユカリアデータレイク」の特徴は、定量的なデータだけでなく定性的なテキストデータを分析に用いることができる点です。医師の診察時の所見記録や、病棟で患者さんに長時間接しケアを行う看護師の看護記録といった大量の定性情報から、患者さんの治療実態を多角的に把握することができます。
 また、最長10年程度の長期間にわたり一人の患者さんの症状の変遷を参照できる点も特徴です。データ提供元の病院群は、急性期から回復期、慢性期、療養まで幅広い機能を有する市中の病院となっています。そのため継続的に通院する患者さんも多く、長期間の治療経過観察が可能です。

▼本件に関する問い合わせ先
 昭和大学 統括薬剤部/薬学部病院薬剤学講座 准教授
 百 賢二(もも けんじ)
 TEL: 03-3784-8845
 E-mail: k.momo@pharm.showa-u.ac.jp

▼本件リリース元
 学校法人 昭和大学 総務部 総務課 大学広報係
 TEL: 03-3784-8059
 E-mail: press@ofc.showa-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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