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腫瘍微小環境内の骨髄前駆細胞が乳癌患者の予後と相関することを発見

Digital PR Platform / 2024年8月22日 10時0分


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1706/93512/550_309_2024082016350366c4472763de3.jpg

図2 乳癌サブタイプ別の骨髄前駆細胞浸潤割合とホルモン陽性乳癌の全生存率との関係




今後の展開
 本研究では、腫瘍遺伝子発現パターンを用いた腫瘍内骨髄前駆細胞浸潤割合の客観的評価を行いました。乳癌の予後予測や治療戦略の向上に向けた、乳癌の生物学的特徴のさらなる解明に一歩近づいたと言える成果です。今後は、腫瘍内骨髄前駆細胞の患者予後への関与についての、さらなるメカニズムの解明に向けた研究が期待されます。

研究費
 本研究は、National Institutes of Health(R37CA248018、R01CA250412、R01CA251545、R01EB029596)、US Department of Defense BCRP(W81XWH-19-1-0674、W81XWH-19-1-0111)、Roswell Park Comprehensive Cancer Center(P30CA016056)の支援を受けて実施されました。

論文情報
タイトル: Infiltration of common myeloid progenitor (CMP) cells is associated with less aggressive tumor biology, lower risk of brain metastasis, better response to immunotherapy and higher patient survival in breast cancer
著者: Masanori Oshi, Rongrong Wu, Thaer Khoury, Shipra Gandhi, Li Yan, Akimitsu Yamada, Takashi Ishikawa, Itaru Endo, Kazuaki Takabe
掲載雑誌: Annals of Surgery
DOI: https://doi.org/10.1097/SLA.0000000000006428


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1706/93512/350_77_2024082016350666c4472a67c8f.jpg






用語説明
*1 前駆細胞:幹細胞から体を構成する最終分化細胞へと分化する途中の段階にある細胞。
*2 上皮間葉転換:細胞同士の強固な接着がなくなり、癌においては癌細胞が高い運動能力を獲得する現象。




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