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慢性低ナトリウム血症とその急速補正がミクログリアの機能に影響を与えることを発見

Digital PR Platform / 2024年9月4日 15時12分

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<今後の展開>
本研究の結果は、低Na血症によるミクログリアの機能の変化(図4)が中枢神経系に悪影響を及ぼす可能性を示唆しています。また、ODSの病態において、血清Na濃度の急激な上昇が、ミクログリアの活性化に部分的に直接影響していることが示唆されました。このため、今後、慢性低Na血症による中枢神経機能障害およびODSについて、さらなる機序解明が進むとともに、ミクログリアの機能を標的とした新たな治療法の開発が期待されます。

[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2299/94464/600_135_2024090415025766d7f8116de56.jpg


図4. 低Na血症のミクログリアへの影響の模式図
低Na血症(右)では、NFAT5の発現量低下、および核から細胞質への移行により、NOS2の発現が低下し、NO産生量が低下する。


<用語解説>
※1 ミクログリア:
中枢神経系の免疫を担い、サイトカインの放出、異物の貪食を行う。神経細胞の
情報伝達やシナプス形成にも関与する。

※2 NFAT5 (Nuclear Factor of Activated T-cells 5):
浸透圧ストレスに関する遺伝子の発現を調節する転写因子。

※3 浸透圧性脱髄症候群(ODS):
慢性低Na血症の治療時に、血清Na濃度が急速に上昇すると発症する。意識障害、四肢麻痺、呼吸障害等の一部は不可逆的な症状を呈し、しばしば致死的になる重篤な神経の脱髄疾患である。

※4 一酸化窒素(NO):
神経伝達や免疫反応等に関与するフリーラジカル。

※5 Magnetic cell sorting(MACS):
組織中の特定の細胞を磁気標識し、磁力により磁気標識された細胞とされていない細胞を分離・採取する手法。


<文献情報>
●論文タイトル
Prolonged extracellular low sodium concentrations and subsequent their rapid correction modulate nitric oxide production dependent on NFAT5 in microglia

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