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【東芝】京都大学・東芝・Wellmiraが共同研究を開始 AI健康アプリを活用した「遺伝情報を踏まえた減塩指導」の効果を検証

Digital PR Platform / 2024年9月10日 15時41分

【東芝】京都大学・東芝・Wellmiraが共同研究を開始 AI健康アプリを活用した「遺伝情報を踏まえた減塩指導」の効果を検証

2024年9月10日

京都大学大学院医学研究科
株式会社東芝
株式会社Wellmira


京都大学・東芝・Wellmiraが共同研究を開始
AI健康アプリを活用した「遺伝情報を踏まえた減塩指導」の効果を検証
~パーソナライズド・ニュートリションを実現するサービス開発を展望~


 京都大学大学院医学研究科社会疫学分野の佐藤豪竜研究員、株式会社東芝(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO:島田太郎、以下「東芝」)および株式会社Wellmira(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:渡辺敏成、以下「Wellmira」)の3者は、2024年9月17日より、AI健康アプリを活用した、高血圧傾向の方に対する遺伝情報を踏まえた減塩指導の介入(*1)効果を検証する共同研究を開始します。
 高血圧の主な要因として一般的に塩分の過剰摂取が知られていますが、実際は、食塩摂取量に対する血圧上昇反応性(食塩感受性)は特定の遺伝子で決まり(*2)個人差があります。今般、3者は食塩感受性遺伝子型(*3)を持つ高血圧傾向の方を特定し、対象者に食塩感受性遺伝子型を有することを告知した上で、Wellmiraが提供するAI健康アプリ「カロママ プラス」を通じて個別アドバイスを送り、対象者が食塩摂取量を減らす行動変容を起こすことができるかを検証します。
 検証により高血圧傾向の方の行動変容を促す効果が確認できれば、今後、遺伝情報を踏まえた減塩指導プログラムをサービス化し、高血圧傾向の方に対して保健・栄養指導を行う現場で活用することが期待できます。また、3者は本研究を基に、遺伝情報を活用した個別化予防の普及や、個人に最適化した栄養素を提案・提供する「パーソナライズド・ニュートリション」を実現する様々なサービスや商品の開発・提案につなげ、健康寿命の延伸に貢献します。

■共同研究の背景
 高血圧症は日本人のおよそ3人に1人が罹患していると言われる国民病の1つであり、心疾患や脳卒中のリスク因子としても知られています。しかし、現在の一般的な治療は、高血圧症に限らず、遺伝情報を考慮せず一律に行われており、治療効果が得られないケースがあるだけではなく、高齢化社会において社会課題となっている医療費の増大につながっています。患者ごとの遺伝的背景を考慮し、より効果的な治療を実現することで、健康寿命の延伸および医療費の抑制につなげることができます。
 高血圧症の改善において、食塩感受性遺伝子型を持つ方に対しては、食塩摂取量を減らすことで血圧を下げる効果が期待できますが、同じ遺伝子型を持たない方にはこの方法は効果がなく、薬の摂取や運動など他の方法が必要です。日本人の高血圧症患者において、食塩感受性高血圧と食塩非感受性高血圧の割合はほぼ半々であると言われており、より効果的な治療の実現には、患者ごとの遺伝子型を判定し、本人に告知した上で、遺伝子型に合った生活改善のアドバイスを行い、患者が適切な行動変容を実現することが重要です。
 このような背景から、3者は、遺伝情報・健康診断データ・ライフログ情報などを総合的に活用して各個人の健康リスクに合った情報提供を行うことで、予防医療や健康寿命の延伸に貢献することを目指しています。
 今般3者は、食塩感受性遺伝子型を持つ高血圧傾向の方を対象に、食塩感受性遺伝子型を有することを本人に告知した上で、Wellmiraが提供するAI健康アプリ「カロママ プラス」を通じて個別アドバイスを行い、対象者の食塩摂取量を減らすことができるかを検証します。

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