平均正解率は36.0％、薄毛で悩む人の多くがヘアケア術を誤解

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《性別を問わず多くの人が、薄毛や対策法について正しい知識がない。「詳しい」つもりで、頭皮環境におすすめできない生活習慣を過ごす人も。》
■薄毛や対策の知識、薄毛の人でも平均正解率はわずか36.0％。
ここからは、20代～60代男女で薄毛を気にしている500人、今は気にならないが将来薄毛になるかもしれないと思う250人、今も気にならないし、将来も薄毛にならないと思う250人の合計1,000人の結果を見ていきます。
まず毛髪や薄毛、抜け毛についての情報を提示し、「知っていること」を答えてもらいました。その結果、なんと正解率が50％を超えたものは1つもなく、薄毛が気になっている人でも同様の結果に。平均正解率も全体で30.1％、薄毛が気になっている人で36.0％と、3割台です。薄毛が気になっていながらも、正しい知識を持っていないことが明らかになりました［図5］。

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■発毛剤と育毛剤の違いもほぼ分からず、ミノキシジルが発毛剤の成分であることを理解している人は14％しかいない。
次に、発毛や育毛に関する説明を提示し、それらが該当するものを「発毛剤の説明」「育毛剤の説明」「どちらにも当てはまる」「分からない」のいずれかで答えてもらいました。
「新しく髪を発毛させる（正解：発毛剤）」については、正解の割合は全体46.3％、薄毛が気になっている人54.4％となりました。しかしこれ以外は正解率が大幅に下がり、「第1類医薬品である（正解：発毛剤）」の正解率は全体で14.1％、薄毛が気になっている人で19.2％、「ミノキシジルという成分が入っている（正解：発毛剤）」は全体14.0％、薄毛が気になっている人で20.8％でした。また、「医薬部外品である（正解：育毛剤）」の正解率は全体で16.9％、薄毛が気になっている人で22.2％、「今ある髪を育て抜けにくくする（正解：どちらにも当てはまる）」に至っては、正解した人は全体12.2％、薄毛が気になっている人で13.0％と、1割強しか正解していません。薄毛が気になる人であっても、発毛剤と育毛剤の違いについてほぼ理解できていないことが分かります［図6］。