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【青山学院大学】<地球社会共生学部×青山学院初等部×STEAMS LAB JAPAN>アメリカ発のティンカリング・サマースクールを開催

Digital PR Platform / 2024年9月30日 14時5分




Gever氏の学校には、教員という立場の大人が存在しない。教育に携わる大人たちは皆「コラボレーター(伴走者)」と呼ばれ、子どもたちに対し「〇〇をしなさい」という指示を一切行わない。常に‟How do you solve this problem?"「あなたはこれをどう解決するの?」と子どもたちに問いかけ、全て子どもたちの自主性に任せる。今回の初等部でのサマースクールでは、この教育メソッドを忠実に守った。まさに、Gever氏らがサンフランシスコで行っている教育をそのまま初等部で実施したことになる。そしてこのスクールでは、子どもたちの保護者の協力も不可欠だった。保護者が参観できたのは最終日の発表会のみで、さらに期間中は、自宅でも子どもに「答えを教えない」「導かない」「叱咤しない」「激励しない」「安易にいいね!と褒めない」という5つのことが求められた。これらは全て親として自分の子どもへ行いがちなことだが、このサマースクールではその5つのいずれもが禁止された。これも、「親が子どもへ過剰に関わることで子どもの自由な心にブレーキをかけてしまうこと」を避けるという、Gever氏の教育メソッドの一つであり、コラボレーターが普段から行っている子どもたちとの関わり方である。



ミッション達成に向けてのワーク期間3日間を経て、最終日では、いよいよ保護者を迎えて子どもたちによる成果発表会が行われた。子どもたちが製作した成果物は、大人たちが想像していた以上に大がかりで、かつ創造性に富んだものだった。発表会後には、子どもたちが自分の親に対しチョップソーの使い方を教える場面も見られた。4日間の中で、子どもたちの中では当然のように意見や感情の衝突があり、互いの妥協点を模索する場面も見られたが、コラボレーターたちは子どもたち自身が自分たちの力で問題を乗り越えられるように、必要最低限かつ適切な介入のみに徹した。「正解のない問いを前に、好奇心を持って探究し、本物の工具と素材を使って、自分の役割を見つけながらチームプレーで課題解決する」ことを通じて、子どもたちは間違いなく21世紀を生き抜く力を身に付けた。また、発表会後には、Gever及びMatt両氏、松永 エリック・匡史地球社会共生学部長、そして株式会社NewsPicks Studiosの木嵜氏らによるトークセッションを開催し、参加した子どもたちの保護者とともに、今回のサマースクールの振り返りを行った。

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