【お知らせ】デロイト トーマツ、ダイベストメント(事業売却)に関するグローバル調査レポートを公表
Digital PR Platform / 2024年10月3日 11時14分
本レポートにおいて、ダイベストメントを進めるにあたって5つの重点事項が示されています。
1.ポートフォリオの見直しとダイベストメントへの準備を早めに行う
頻繁に自社のポートフォリオを見直して、理解に努める。常に将来の事業売却を組み立てるための有利な方法を、先を読んで考える。
2.取引に関係する社内のステークホルダーの一体化と調整を行う
効率的にプロセスを実行するための準備が開始前に整っているよう、取引に関係する社内のステークホルダー間の調整を適切に行う。
3.分離コストと期待を管理する
問題事項や、分離に関する活動でリードタイムが長いものを事前に理解し、ディールの最中に時間に追われて行うのではなく、前もって解決方法を検討しておくことで、取引コストを管理する。
4.テクノロジーを積極的に利用する
テクノロジーによって取引の計画や実行を強化できる方法を積極的に模索する。
5.真の価値創造の可能性を求める
事業を分離することで全て片付くと思い込まない。組織を拡充するためのより強固な道筋を立てるチャンスとして、ダイベストメントを活用する。
本レポートの全文は下記からご覧いただけます(日本語訳)
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/mergers-and-acquisitions/articles/corporate-divestiture-survey.html
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
ストラテジー統括 パートナー/Divestment & Separation 担当 戸田 崇生のコメント
日本のビジネス環境を見てみると、2024年は日経平均株価が史上最高値を更新する年となった一方で、上場企業の多くで「PBR1倍割れ」が生じる状況となっており、資本観点からの収益性や事業本来の成長性・将来的な期待について課題がある企業が多く存在している事が浮き彫りになってきています。特に多角化経営している企業については「PBR1倍割れ」の状態に陥っている状態が散見されます。このような事態から抜け出し次のサステナブルな成長ステージに向かうため「事業ポートフォリオの見直し」や「ノンコア事業の切り離し」が戦略等の一つとして検討されることが多いですが、それらを実現する手段として「ダイベストメント(事業売却)」は有効な打ち手の一つとなりえます。
本レポートがダイベストメントを検討されている方々の効果的な実現に向けた取り組みの一助になれば幸いです。
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