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【シュローダー】2024年10月 グローバル債券チームによる経済見通し 

Digital PR Platform / 2024年10月4日 10時0分

【シュローダー】2024年10月 グローバル債券チームによる経済見通し 


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ジュリアン・ホゥダン
グローバル・アンコンストレインド債券チーム・ヘッド


グローバル債券やグローバル・クレジットを運用するグローバル・アンコンストレインド債券チームによる、マクロ経済環境見通しとポートフォリオへの示唆をご紹介します。


グローバル・アンコンストレインド債券チーム(以下、運用チーム)は、世界のさまざまな状況を分析し、現在のマクロ経済環境とその方向性を評価しています。

今月も、先月に引き続きハードランディング・シナリオの実現可能性を引き上げました。前月、グローバル製造業セクターへの懸念について触れましたが、足元も状況は改善せず、8月の米ISM製造業景況指数の新規受注、8月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)、 8月の中国国家統計局発表の製造業PMIはいずれもすでに弱い水準からさらに低下しました。

欧州では自動車セクターが景気循環的および構造的な要因が重なって悪化し、マクロ経済的に重要な同セクターの今後の見通しが懸念されています。

米国については、労働市場は現時点では依然として底堅いものの、急速に悪化するリスクが増加したとみています。雇用の伸びは、以前は幅広い業種でみられていましたが、直近では一部の業種へと狭まってきています。また、民間部門の求人数は大幅に減少し、労働市場に対する消費者の信頼感は弱まっています。


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2027/96323/550_257_2024100409051566ff313b6a6eb.jpeg


いずれの指標も絶対的な水準では悲観的な状況にはなく、雇用の伸びが鈍化している一方で実際の失業者数(新規失業保険申請件数や正規雇用解雇者数)が低水準にとどまっていることは心強い材料として捉えています。しかしながら、労働市場は線形的な動きをしない傾向があり、実際の弱さが現れてから行動を起こすのでは手遅れになる可能性が高いと言えます。さまざまな指標で見られる軟化は、労働市場の後退が避けられない転換点に近づいていくリスクがすでに高まっていることを示していると考えます。現時点でその深刻な状況にいるとは考えてはいないものの、以前よりは近づいてきているという認識です。

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