【開催報告】ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクト 「サステナブルデイリーファーミングセミナー」 酪農家や乳業関係者と考える「牛や人にやさしく次世代に続くサステナブルな酪農」
Digital PR Platform / 2024年10月8日 14時0分
ニュージーランド乳業最大手フォンテラの日本法人であるフォンテラジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:國本竜生)は、ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトによる「サステナブルデイリーファーミングセミナー」(日時:2024 年 9 月 20日(金)/場所:東京品川)を開催しました。
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ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトは、日本の酪農の収益性と持続可能性に貢献することを目標に、ニュージーランドの放牧酪農のノウハウを活かし、北海道内での放牧酪農の可能性を調査するプロジェクトで、今年度はプロジェクト発足から10年目を迎えました。同プロジェクトの一環として実施した、「サステナブルデイリーファーミングセミナー」は、放牧酪農を中心とした持続可能な酪農をテーマに、ニュージーランドや北海道の成功事例を紹介し、次世代へ続くサステナブルな酪農の可能性を探るものです。酪農家や酪農・乳業関係者など約40名を対象に、日本における放牧酪農の発展について講演しました。
サステナブル酪農のカギは徹底的なデータ管理
当日のセミナーでは、ニュージーランドから来日したプロジェクトのメインコンサルタントであるキース・ベタリッジ氏が「ニュージーランド北海道酪農協力プロジェクトの取組と可能性について」というテーマで講演をしました。ベタリッジ氏は、草の成長や牧草量・質、牛の成長といった徹底的なデータ管理が、サステナブルな酪農の実現にいかに重要であるかを説明しました。また、ニュージーランドでは政府と酪農業界が密接に連携し、酪農家の財務状況も開示されていることが紹介されました。
放牧酪農によって酪農家がワークライフバランスを実現
一般社団法人日本草地畜産種子協会の放牧アドバイザー、須藤純一氏は「放牧酪農の有利性とプロジェクト農家の財務分析」と題して、日本の酪農家の経営状況を分析するとともに、放牧酪農の優位性について紹介しました。須藤氏からは、酪農場の飼養頭数の拡大が必ずしも利益に直結するわけではないことが示されました。また放牧酪農は、労働時間の短縮によって酪農家の生活にゆとりをもたらすだけではなく、アニマルウェルフェアの観点からも優れており、土・草・家畜という資源循環型畜産であることが説明されました。
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