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【東洋大学国際観光学部News Letter 2024 Vol.2】 新しい観光のパラダイム「再始動したインバウンド観光とその展望」

Digital PR Platform / 2024年10月9日 12時7分






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多くの外国人観光客でにぎわう大石公園(富士河口湖町)2024年7月撮影

 1つ目は、レンタカー・レンタサイクル利用の増加です。これまでは二次交通という、河口湖駅にアクセスしてからの町内の移動手段が限られていましたが、最近はレンタカーで自由に移動する外国人旅行者が多いです。自由に移動されてしまいますので、彼らの細かなニーズにより多様な場で応える必要がでてくるでしょう。

 2つ目は、観光消費機会の増加です。10年間で消費単価を比べると、全体で2倍、中でも飲食費は2.8倍となりました。コロナ禍前から飲食施設の不足が町の課題でしたが、最近ではカフェや居酒屋を含め、飲食施設が増え、消費単価の上昇につながったと考えられます。





長期的な視点で質の高い観光地域を形成しよう

 近年オーバーツーリズムの問題が顕在してます。短期的な対策はもちろん大事ですが、上記のようなインバウンド観光の変化を捉えながら、長期的な視点で質の高い観光地域の形成が求められるでしょう。









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混雑対策のため階段への座り込みが禁止されたスペイン広場(ローマ)2024年7月撮影











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栗原 剛
東洋大学国際観光学部 教授
専門分野:観光地域計画
研究キーワード:観光政策、インバウンド観光、観光消費と経済効果







本件に関するお問合わせ先
東洋大学総務部広報課  MAIL:mlkoho@toyo.jp
取材お申し込みフォーム https://www.toyo.ac.jp/press


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