【アロマ最新研究】薄毛予防に新たな知見!?脱毛に関わる酵素の阻害活性が認められた精油とは
Digital PR Platform / 2024年10月28日 17時30分
公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称:AEAJ、東京都渋谷区)は、アロマテラピーに関連する最新研究をご紹介します。
日本人男性の男性型脱毛症(AGA)の発症頻度は、20代で約10%、30代で20%、40代で30%、50代以降では40数%※1とされ、近年では女性型脱毛症(FAGA)も増えています。また、薄毛の悩みが、QOLの低下やメンタルヘルスへの影響を招く可能性も注目されています。今回は、AEAJが研究費助成を行った、薄毛の原因となる酵素の活性を精油(エッセンシャルオイル)が抑制した研究について紹介します。
■4種の精油が、薄毛の原因となる酵素の活性を大きく阻害
城西大学の鈴木教授が行った研究では、肌と毛髪の健康と美を目的とし、薄毛の原因となる酵素(5α-リダクターゼ*)の働きを抑える精油(アロマテラピー検定対象精油30種※2より)を探索しました。
その結果、サンダルウッド、ジャーマンカモミール、パチュリ、ローズ(アブソリュート)の4つの精油に、5α-リダクターゼの高い阻害活性が確認されました。
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2593/97707/400_310_20241025133045671b1ef5f3001.png
【5α-リダクターゼと皮膚・毛髪の関係】
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2593/97707/400_223_20241025133036671b1eec808f4.png
*5α-リダクターゼ
前頭部や後頭部、側頭部、前立腺などに存在する酵素。AGAの発症に深く関係する。テストステロン(男性ホルモン)が頭皮の5α-リダクターゼの作用により、ジヒドロテストステロン**に変化することでAGAを発症する。
* *ジヒドロテストステロン
髪の成長に必要な毛乳頭細胞にあるアンドロゲン受容体に取り込まれ、脱毛を促す。
その結果、髪の成長が阻害され髪が薄くなる。
【研究概要】
●精油:アロマテラピー検定対象精油30種
●方法:テストステロン(3.5μM)と各精油(250μg/ml)を含む溶液を37 ℃で30分間反応
●測定項目 :ジヒドロテストステロンの生成量を測定し、各精油の5α-リダクターゼ阻害活性を算出
【研究結果】
<結果①>
対象精油30種の5α-リダクターゼ阻害活性を調べた結果、サンダルウッド、ジャーマンカモミール、パチュリ、ローズ(アブソリュート)に、5α-リダクターゼの高い阻害活性を確認。
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