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光で動くプラスチックの多彩な変形を実現~二光子吸収プロセスによる高分子材料の精密駆動に成功~

Digital PR Platform / 2024年11月8日 14時5分

3.今後の展開

 本研究は、光運動材料の駆動の精密さや多彩さを格段に向上させるものであり、ロボット分野等への応用が見込まれます。特に、二光子吸収プロセスにより微小な材料においても精密な駆動が可能になるため、マイクロロボットと呼ばれる、極めて小さいロボットとしての利用が期待できます。また、材料形状をカメラで取り込みつつ、レーザー照射位置をコンピューターで制御することにより、駆動のさらなる精密化を図ることができます。今後、ロボット分野や情報分野等との連携を深めることにより、光運動材料の実用化に向けた取り組みを推進したいと考えています。

●本研究は、日本学術振興会(JSPS)科学研究費補助金 15H01095、17H05271(池田富樹)、24K08516(宇部達)、26107002(宮坂博)、26107004、23K04701(鎌田賢司)の助成を受けたものです。



【お問い合わせ先】
<研究に関すること>
宇部 達 (ウベ トオル) 
中央大学研究開発機構 機構准教授
TEL: 03-3817-7361
E-mail: ube[アット]tamacc.chuo-u.ac.jp

<広報に関すること>
中央大学 研究支援室 
TEL 03-3817-7423および1675,FAX 03-3817-1677
E-mail: kkouhou-grp[アット]g.chuo-u.ac.jp


※[アット]を「@」に変換して送信してください。




【用語解説】
*1)二光子吸収
1分子が2個の光子を同時に吸収する現象であり、光子密度が極めて高い場合に起こり得る。二光子吸収が起こる確率は光強度に大きく依存するため、焦点近傍のみにおいて光吸収および光反応を選択的に引き起こすことが可能になる。

*2)フェムト秒レーザー
パルス幅が数フェムト秒から数100フェムト秒であるレーザー光源。光子密度が非常に高くなるが、熱による試料の損傷を抑えることが可能である。







▼本件に関する問い合わせ先
中央大学広報室
山本 麻耶
TEL:042-674-2047


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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