世界初、耳を塞がないのに周囲の騒音を低減できるオープンイヤー型ヘッドホン用広帯域ノイズキャンセリング技術 ~街中の雑踏やモビリティ内でも、耳を塞がずクリアな音が聞こえる快適なリスニング体験を実現~
Digital PR Platform / 2024年11月14日 15時9分
発表のポイント:
騒音下でもオープンイヤー型ヘッドホンの音がクリアに聞こえるよう、100~3,000 Hzまでの広帯域の騒音を低減できる能動騒音制御 ANC(Active Noise Control)技術を確立
広帯域の騒音抑圧の実現に必要なANCシステムの遅延削減手法として、音響的遅延を減らすヘッドホン本体のマイクとスピーカーに関する設計、および周波数帯域ごとの機械的遅延を削減するためのスピーカー設計およびソフトウェア処理を新たに開発
耳の負担が少ないオープンイヤー型ヘッドホンにおいて、騒音の大きな環境下でも快適なリスニング体験を実現
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)は、
耳を塞がないオープンイヤー型ヘッドホンにおいて、周囲の騒音を耳元で低減するANC技術を確立しました。本技術では、オープンイヤー型ヘッドホン向けの実用的なノイズキャンセリング技術として、広帯域の騒音抑圧を実現するためにヘッドホン本体のマイクとスピーカーの設計、およびソフトウェア処理を新たに開発しました。本技術により、周囲の音を自然に感じながらも、騒音を低減することでオープンイヤー型ヘッドホンからの再生音がクリアに聞こえるようになります。また、ヘッドホンから聴こえるバーチャルの音と直接耳で聴くリアルの音を融合させて聴く音響XR技術(※1)の利用範囲が拡大することが期待されます。本技術を利用したオープンイヤー型ヘッドホンは2024年11月25日~29日に開催されるNTT R&D FORUM 2024 ―IOWN INTEGRAL(※2)に展示予定です。
1.背景
NTTは、「聴きたい音」が周りに漏れずに自分だけに聴こえ、「聴きたくない音」はカットする究極のプライベート音空間、PSZ(Personalized Sound Zone)技術の確立を目指し、耳を塞がず利用者にしか聴こえない再生を実現するオープンイヤー型ヘッドホンの設計技術の開発に取り組んで参りました(※3)。このオープンイヤー型ヘッドホンは、周囲の音を自然に聴くことが可能であるとともに、音漏れを防ぐ設計であるため、公共の場やオフィスなどの共用空間でも使用することができます。さらに、耳が疲れにくく長時間の着用が可能です。また、これらの特徴に着目し、オープンイヤー型ヘッドホンから聴こえるバーチャルの音と直接耳で聴くリアルの音を融合させて聴く音響XR技術を提唱し、研究開発や実証実験を行っています(※1)。
これまでのオープンイヤー型ヘッドホンでは、ノイズキャンセリング機能は存在しても1,000Hz以下の音しか低減することができませんでした。そのため人間の耳が最も敏感に感じる3,000 Hz 付近の音は低減することができず、周囲の騒音が大きいと音量を上げて使用する機会も増えるため、難聴になるリスクがありました。そこで、今回、オープンイヤー型ヘッドホンにおいて1,000Hz以上の音も低減できる能動騒音制御(ANC: Active Noise Control)技術を確立しました。
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