1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

流行中のマイコプラズマ肺炎 医療ビッグデータで2019年からの患者数推移などを抽出

Digital PR Platform / 2024年11月14日 11時0分

流行中のマイコプラズマ肺炎 医療ビッグデータで2019年からの患者数推移などを抽出

 国内最大規模の診療データベースを保有し、データに基づく医療を推進するメディカル・データ・ビジョン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:岩崎博之)は、流行しているマイコプラズマ肺炎に関するデータを抽出しました。データの調査対象期間は2019年8月から2024年7月。施設数はその期間でデータの揃っている148。その中で、マイコプラズマ感染症、マイコプラズマ気管支炎、マイコプラズマ肺炎発症患者の月別推移、年齢別の比較などをしました。

 マイコプラズマ肺炎とは、「Mycoplasma pneumoniae肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによっておこる呼吸器感染症。小児や若年層における肺炎の原因として比較的多いものの一つです。患者として報告されるもののうち約8割は14歳以下ですが、成人の報告もあります。同疾患は一年を通じて発生しますが、秋冬に増加する傾向があります。

■月別患者数の推移

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1987/98993/550_296_202411140933216735455120c6f.png


=グラフ1=

 2019年9月~11月には、寒い季節にウイルス性疾患が流行するのにあわせて、マイコプラズマ肺炎の患者数が増えています。しかし、2020年以降は、突出している月はなく横ばい状態でした。

 また、2020年以降、新型コロナウイルス感染症への感染対策が徹底された時期には同疾患の発生率が下がっています。ところが、2024年には例年より患者数が増えています。 

■年齢別


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/1987/98993/550_352_2024111409332467354554d315b.png


=グラフ2=

 2019年8月~2020年7月は「0~19歳」の小児・若年層が半数以上を占めていましたが、2020年度から2022年度はコロナ禍で小児・若年層が減ったために、割合として高齢者の感染が大きくなっていると考えられます。

 そして2023年8月~2024年7月は、再び小児・若年層の感染の割合が大きくなっています。

■現場医師のコメント


[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1987/98993/350_233_20241114094145673547491e462.JPG
社会医療法人慈生会等潤病院 谷口泰之副院長(呼吸器内科)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください