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JICAとPanasonicが協働し、ケニアの無電化地域にソーラーランタンを供与 ~ジェンダーに基づく暴力に立ち向かう女性や女性たちへの支援~

Digital PR Platform / 2024年11月25日 15時56分

JICAとPanasonicが協働し、ケニアの無電化地域にソーラーランタンを供与
~ジェンダーに基づく暴力に立ち向かう女性や女性たちへの支援~

国際協力機構(JICA)は、パナソニック ホールディング株式会社(Panasonic HD)と協働し、2024年11月19日 に、ケニアの無電化地域に住む女性や少女たちに、100台の環境に優しいソーラーランタンを供与しました。



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2332/99311/700_467_202411241841116742f4b77c7e6.jpg
ケニア カジアド県オリニエ村で実施したソーラーランタンの寄贈式




ケニアの南西部に位置するカジアド県のオリニエ村は、広大な草原と乾燥した土地が特徴で、多くのマサイ族が住んでいる地域です。家父長制に基づく伝統的な慣習や文化が根強い地域としても知られ、村に住む女性や少女の多くが夫や家族からのドメスティック・バイオレンスや性暴力、そして児童婚などの深刻な問題に直面しています。教育や経済的自立の機会が限られる中、女性たちは家庭や地域で支配権を持つ男性からの暴力を日常的に経験しており、地域における性暴力被害も深刻です。

このような状況に対して、JICAは2023年からカジアド県政府とともに、地域の女性や男性たちの「GBVのないスマートな地域づくり」に向けた取り組みを支援しています。オリニエ村では、多くの女性や少女がGBVの被害について声を上げることができていません。そのため、女性たちが自信を高め、知識やネットワークを強化し、経済的に力をつけることで、GBVに立ち向かう力をつけていけるように取り組んでいます。男性の理解や行動、村における支援体制の強化に向けた取り組みも進めています。

Panasonic HDとの連携によるソーラーランタンの提供は、この活動の一環として実施しました。無電化地域で暮らすオリニエ村の女性や少女たちが、ソーラーランタンによるあかりを手にすることによって、安全に夜間の学習や経済、社会活動を行うことが可能となります。将来への希望が広がることで女性たちは自信と能力を深め、GBVに立ち向かうための意識と行動を一層強化していくことが期待されています。

寄贈式の当日、村の教会に集まった約100名の女性たちに対して、パナソニックグループの多田直之氏は「このあかりでみなさんの将来を明るく照らしてほしい」と力強いメッセージを発信。オリニエ村の女性リーダーからは「このソーラーランタンは私たちのこれからの人生を明るく照らし、私たちの人生のレベルを一段階上げてくれるものです」と感謝の言葉を述べられました。

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