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木村拓哉主演「グランメゾン東京」完全新作スペシャルドラマ、今冬放送! コロナ禍を経て“星”を失う危機的状況に!?

映画.com / 2024年3月13日 6時0分

 倫子は店を維持するため、資本提携を決断したことに責任を感じていた。契約上受けざるを得ない、“シェフ”とは程遠い仕事をこなすなか、倫子と栞奈(中村)はオープンして間もないにも関わらず、今年の世界トップレストランにノミネートされると噂になっていた、1日1組限定のフレンチレストラン「メイユール京都」を訪れる。コース料理を食べ進めていくうちに、倫子はその店に尾花がいることを確信する。

 ドラマを支えるもうひとりの主役とも言えるのが、料理だ。劇中の「グランメゾン東京」「メイユール京都」の料理監修を務めるのは、連続ドラマに引き続き、東京・品川のフレンチレストラン「カンテサンス」の岸田周三シェフ。06年にオープンした同店は、07年に異例の早さでミシュランガイドの三つ星を獲得し、以来17年連続で三つ星を守り続けている。岸田氏は本作で初めて、ドラマの料理監修を担当した。岸田氏は「前回料理監修をさせていただいたときはすごく反響をいただきました。このスペシャルドラマを通してフランス料理をはじめ飲食業界に活気が出てくれたらいいなと思います」と語る。連続ドラマと同じく、ミシュランガイドの全面協力を受けており、さらに服部栄養専門学校が撮影をサポートする。

 スペシャルドラマ「グランメゾン東京」はTBSで、24年冬に放送される。木村、プロデュースを担う伊與田英徳のコメントは、以下の通り。

■木村拓哉(尾花夏樹役)

 もう一度「グランメゾン東京」の世界観を構築できるというのは、自分の中で非常に熱量のあるニュースでした。当時のキャストみんなが誰ひとり変わることなく存在してくれているのが、非常に誇らしいし、うれしいし、ありがたいし。その一員である尾花として自分は参加させていただいているので、自分のパートを全力でやるしかないなという気持ちがあります。

 現場に立ってみてまず思ったことは、そこに早見倫子がいてくれて、京野陸太郎がいて、相沢瓶人、芹田や萌絵ちゃん、祥平がいると、そこに立っているだけで周りが自分を尾花夏樹にさせてくれる。演じていくうちにどんどん尾花になっていくという感覚でした。最終的に尾花を構築してくれたのは、相対する役のキャストのみんなです。

 そして、塚原監督が「おかえりなさい」と言ってくれたのが非常に大きかったです。脚本に関しては、新型コロナウイルスで世界的なパンデミックに陥ってしまい、飲食業界の方たちは本当に厳しい状況の中、色々な選択を強いられる方たちがたくさんいらっしゃったと思います。だからそこを避けて通るのはやめようという話だけはさせていただきました。4年前、早見倫子シェフが三つ星を取って軌道に乗ったであろう「グランメゾン東京」が、コロナの影響をどう受けて、どう踏ん張ってきて、どう過ごしたのかというところは飲食業界の方たちから見ても変なデコレーションはせずに作れていると思います。

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