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話し下手でも今日からできる「おもしろい話し方」 どんなに頑張っても「ウケない」人の最後の秘策

東洋経済オンライン / 2024年5月11日 17時0分

ウケる技を磨くなら、お笑いのプロたちの芸を真似るのが早道です(写真:ナオ/PIXTA)

「うっ、あの、えっと……」。実は僕自身、このように初対面の人とはうまく話せず、会議に出ては何も爪あとを残せない、トホホな迷い人でした──と語るのは、『「おもしろい!」と思われる話し方のコツ』の著者で、一流放送作家の野呂エイシロウ氏。
 
しかし野呂氏は、「そのぶん誰よりもお笑いを鑑賞し、落語家さんの噺を耳の穴がもう1つできるのではというくらい聞いて」、あるコツに気づいたのだとか。そのエッセンスを明かしてもらいました。

「パクリ」をどんどん活用する

(素人がお笑い芸人の真似をしたって、芸人さんほどウケないし寒いよね)

【漫画】無神経すぎる人に「ちょっとだけ」言い返す技術

そう思う人もいるでしょう。僕も昔はそう思っていました。

しかし、身なりをきちんとして印象をよくしてもうまくいかない人は、ウケることを追求した「漫才やコントのお笑いネタをたくさん見る」のがおすすめです。

なぜなら、お笑いにはパクれるヒントがいっぱいあるからです。

「パクリなんて、インチキなことはできない!」という人もいるかもしれませんが、パクリは日本古来の武道や茶道などを学ぶ際の鉄則である「守破離」の精神に通じているのをご存知でしょうか。

守破離とは、修業における3つの段階を意味する言葉です。

「守」は、自分の師匠の教えを忠実に守って身に付ける段階。

「破」は、自分の師匠の教えの殻を破り、別の師匠の教えのよい点をとり入れて技を磨く段階。

「離」は、1つの流派から離れて独立し、独自の流儀を確立させる段階です。

つまり、初心者はまず完成度の高い人のスタイルのパクリから入り、成長するにつれて他の人たちからもいろいろパクリつつ、最終的には独自のスタイルを作ることで、道を極められるということです。

ゴルフの腕を磨くときは、プロゴルファーのフォームを真似るのが早道。

料理の腕を磨くときは、プロ料理人のテクニックやレシピを真似るのが早道。

たとえば、あの大谷翔平選手は、松井秀喜選手に憧れ、少年時代は練習に励んでいます。

1990年代に大ヒットしたドラマ『古畑任三郎』(フジテレビ系)は、三谷幸喜さんが1970~80年代に大ヒットしたアメリカのドラマ『刑事コロンボ』(NHKほか)の大ファンだったことから、その設定やストーリーをオマージュ的に踏襲した箇所が多いことで知られています。

ウケる技を磨くときも、「ウケてなんぼ」のお笑いのプロたちの芸を真似るのが早道なのです。

お笑いを学ぶならこのTOP3

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