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「映画おしりたんてい」同時上映の短編に隠された伏線、おしりたんていが登場しない理由

映画.com / 2024年3月28日 18時0分

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 劇場アニメ「映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ」と同時上映されている短編「映画おしりたんてい なんでもかいけつ倶楽部 対 かいとうU」。同作に隠された長編への伏線、おしりたんていを登場させなかった狙いなどが、谷上香子プロデューサーから明かされた。

 3月20日から上映中の「映画おしりたんてい さらば愛しき相棒よ」は、累計発行部数1000万部を超える、トロル原作の児童書シリーズ「おしりたんてい」の劇場版長編第2弾。おしりたんていのかつての相棒スイセン役を俳優の仲里依紗、スイセンの師であるキンモク先生役を津田健次郎が担当している。SNS上では公開直後から、「絵を描く私にはかなり刺さるテーマで、色々考えさせられる作品だった」「思ったよりハードボイルドで見応えのある内容」「この“何が本物で偽物か?”という問いの先へ、私たち一人一人が行かなくてはならないのかもしれない。全く見事」といった感想が投稿されている。

 そんな長編の同時上映作である10分の短編「映画おしりたんてい なんでもかいけつ倶楽部 対 かいとうU」は、おしりたんていの相棒ブラウンら4人で結成した“なんでもかいけつ倶楽部”が、ワンコロけいさつやおしりたんていの力を借りずにかいとうUを捕まえようと奮闘する物語で、実は長編へとつながる伏線になっている。2019年から「おしりたんてい」シリーズに関わってきた谷上プロデューサーによると、この短編には3つの狙いがあるという。

「1つ目は、普段テレビシリーズを見ている視聴者のお子さんが映画になじみやすいようにするため。いつもの町のお話を先に見ていただいて、映画への没入感を高めてもらいたいという意図です。

 2つ目が、シリーズ初の“おしりたんていが登場しない”おしりたんていを描くためです。『おしりたんてい』シリーズは、放送開始から6年目に入るので『そろそろやってもいいかな』と思いました。ブラウンたちだけでも成立する話が出来るんじゃないか、と。

 3つ目は、短編を見ることによって長編の物語をより深く楽しめる構成にしようと思いました。短編・長編はそれぞれ独立した物語ですが、短編を見ておくと長編を見たときに『ここがこうつながるんだ!』と楽しめる構成になっていると思います。見どころは、4人がかいとうUをとらえるために特訓するシーンです。一方で、町で開かれる絵画コンテストの景品につられて、ブラウンは応募用の絵を描き始めるのですが、全然うまくいかず悩んでしまう。ブラウンの絵画コンテスト応募の行方も合わせて注目してほしいです」

 なお公開を記念して、「アニメコミックおしりたんてい 17 映画おしりたんてい さらば愛しき相棒よ」が、3月29日(※一部地域を除く)にポプラ社から発売される。同書は、オリジナル脚本の映画本編を再構成するかたちでアニメコミック化され、短編「映画おしりたんてい なんでもかいけつ倶楽部 対 かいとうU」も収録されている。定価1540円(税込)。

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