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「男はつらいよ お帰り 寅さん」今夜放送! あらすじ・キャストまとめ&ユーモア満載だった会見を述懐

映画.com / 2024年4月6日 18時0分

 先陣を切ったのは、さくら役の倍賞千恵子。「50年も経ってしまったさくらでございます。またさくらに会えるとは思ってもみなかった。セットに入ってみてホッとした。台本をいただいた時には、どうなるかと思いましたから。家でセリフを声に出してみたとき、違和感があったもので。でも、セットで動き出してみたら、それなりに年を取ったさくらがいた」とニッコリ。

 一方、満男に扮した吉岡秀隆は、「満男が寅さんに言われたセリフで、『困ったことがあったら、おじさんを呼べよ。いつでも飛んできてやるから』というものがあって、僕自身にとってもどんなにも救いになったことか……。今まで呼んだことなかったんだけど、今回ばかりは呼んでみた。でも、まだ来てくれない。おじさんの耳にはまだ届いていないのかなあ」と思いを馳せていました。

●泉役の後藤久美子はオファーに「ひとつ返事で行くんだ!」

 第42~45、48作の5本でマドンナを務めた後藤久美子は、スイス・ジュネーブの自宅へ山田監督から長い手紙が届いたことを告白。

 「読んでいるうちに、監督のシリーズへの大きな愛情、今作への情熱をひしひしと感じました。これは、引き受ける、引き受けないなどと、私が考慮する権利はないような気がしてきました。ひとつ返事で行くんだ! と思った」

 23年ぶりの銀幕復帰についても「不思議な感覚で、ほんのちょっとおいとましていて、久しぶりに戻ってきた感覚なんです」と明かし、隣に座る山田監督にほほ笑みかけていました。

●リリーは寅次郎に未練「何で一緒にならなかったんだろう」

 寅次郎が最も愛し、シリーズ史上最多となる5作品でマドンナ・リリーに息吹を注いできた浅丘は、かつての出演作すべてに目を通したそうです。

 「何でリリーは一緒にならなかったんだろう? 今でも残念でならない。あんな素敵な人はいない。大好きだったのに、意地を張ってこんなことになってしまったんだろうという気持ち」と寅次郎への思いを吐露しました。

 山田監督が「(寅次郎がここにいたら)『リリー、俺と所帯を持とうよ』って言うんじゃないかな」と合いの手をうつと、「本当? そうしたら、今度は逃げないわよって言います」と言い切り、報道陣を盛り上げていました。

【ついに公開! さくらが感涙】

 今作の公開記念舞台挨拶は、19年12月26日に行われ、主要キャストが勢ぞろいしました。さくら役の倍賞は、「やっとでき上がって、お兄ちゃんはどこかで見ていて『さくら、よく頑張ったじゃないか』と言ってくれると思う」と感涙。そして、「ねっ、秀」と声を詰まらせながら、息子の満男役の吉岡にマイクを託しました。

 吉岡は、「おじさんだったら、『バカだなあ。そんなこと公衆の面前で言うもんじゃない』と言うと思う」と苦笑。それでも、「随分、風に向かって伯父さんの名前を呼んだけれど、一向に来てくれなかった。でも、ずっと側にいて『だから50作目ができたんじゃないか』と言ってくれている気がします」と感慨深げに話していました。

 今作でシリーズ最多となる6作でマドンナのリリー役を務めた浅丘は、「リリーはずっと寅さんの帰りを待って、独りでジャズ喫茶リリーをやっております。帰って来たら、奄美大島の家がまだあるから2人でゆっくり住みたいね」と、天国の渥美さんに呼びかけていました。

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