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ジョナサン・ノーラン、打ち切られた「ウエストワールド」の完成を誓う

映画.com / 2024年4月10日 11時0分

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打ち切りの憂き目に遭った「ウエストワールド」 (C)2016 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBOR and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

 新ドラマ「フォールアウト」の世界配信を控える人気クリエイターのジョナサン・ノーランが、打ち切りの憂き目に遭った「ウエストワールド」を完結させる意志があることを明らかにした。

 「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン監督の実弟ジョナサンは、兄がメガホンをとった「メメント」の原作や「ダークナイト」「ダークナイト ライジング」の共同脚本を経て、「パーソン・オブ・インタレスト」や「ウエストワールド」など人気ドラマのクリエイターとなった。とくに作家マイケル・クライトンが監督と脚本を務めた1973年のカルト映画を下敷きにした「ウエストワールド」は、壮大かつ複雑な物語世界が話題を集めた。だが、全米放送を手がけた米HBOがシーズン4での打ち切りを決定したため、多くの謎を残したままフィナーレを迎えている。

 Amazonのオリジナルドラマ「フォールアウト」の宣伝で米The Wrapの取材を受けたジョナサン・ノーランはこのほど、未完の「ウエストワールド」のエンディングについて聞かれると、以下のようにコメントした。

 「このドラマにおいては、スタート当初から各シーズンである程度完結したよい物語を伝えたうえで、次のシーズンに継続するという方針でした。しかし、リサ(・ジョイ・ノーラン)と私はこのシリーズの全体のプランを持っていましたし、完成の機会をなんとか得ようとしています。私たちの希望は、いつかこの物語に戻り、それを再訪する機会を得ることなのです。いまエンディングを明かしてしまうと、後で実現する機会があった時にネタバレとなってしまいます」

 つまり、ジョナサン・ノーランは「ウエストワールド」をなんらかの形で完結させるつもりだという。

 ちなみに、「フォールアウト」は、核戦争によって荒廃した世界を舞台に展開する人気ロールプレイングゲームが原作で、実写テレビドラマ版はゲーム版の物語世界を舞台にしたオリジナルストーリーになっている。出演はエラ・パーネル(「イエロージャケッツ」)、ウォルトン・ゴギンズ(「ヘイトフル・エイト」)、アーロン・モーテン(「自由への道」)、モイセス・アリアス(「サマリタン」)、カイル・マクラクラン(「ツイン・ピークス」)、マイケル・エマーソン(「パーソン・オブ・インタレスト」)ら。

 「ウエストワールド」を手がけたジョナサン・ノーラン(「パーソン・オブ・インタレスト」)とリサ・ジョイの製作会社キルター・フィルムズが製作し、ジェニーバ・ロバートソン=ドウォレット(「キャプテン・マーベル」)とグラハム・ワグナー(「シリコンバレー」)がショーランナーとして脚本家チームを率いる。なお、ノーランは最初の3話の演出も手がけている。

 「フォールアウト」はアマゾンのPrime Videoで4月11日に配信開始となる。

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