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「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」は、シリーズ歴代ランキング1位になれるか!? またシリーズ初の「年間興行収入ランキング1位」は?【コラム/細野真宏の試写室日記】

映画.com / 2024年4月18日 6時0分

 劇場版「名探偵コナン」シリーズは、基本的に毎年作り続ける必要があるので、22作目以降で見ると、櫻井武晴と大倉崇裕の2人が交互に脚本を担当しています。

 櫻井武晴が脚本を担当した作品は、シリーズ22作目「名探偵コナン ゼロの執行人」、シリーズ24作目「名探偵コナン 緋色の弾丸」、シリーズ26作目「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」。

 大倉崇裕が脚本を担当した作品は、シリーズ23作目「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」、シリーズ25作目「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」、シリーズ27作目「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」。

 大きな特徴としては、22作目「名探偵コナン ゼロの執行人」以降の櫻井武晴が脚本を担当した作品は、「大人向けコナン」というイメージで、論理がしっかりしている面があります。

 この「大人向けコナン」という軸は、まだまだ新規のファンを開拓できるポテンシャルを感じます。

 一方の、本作も含めた大倉崇裕が脚本を担当した作品は、論理を飛び越えたシーンも見られ、まだ粗削りなイメージです。

 この図式で考えると、やはり初速(公開3日間の興行収入)でキレイに期待値が表れています。

 唯一の心残りは、シリーズの24作目「名探偵コナン 緋色の弾丸」で、この作品は新型コロナウイルスの影響が直撃しなければ、初速的にも興行収入100億円が達成できていたかもしれない点です。

●シリーズ22作目「名探偵コナン ゼロの執行人」:初速16.71億円→最終91.80億円【初速の5.49倍】

●シリーズ23作目「名探偵コナン 紺青の拳」:初速18.86億円→最終93.70億円【初速の4.97倍】

●シリーズ24作目「名探偵コナン 緋色の弾丸」:初速22.18億円→最終76.50億円(新型コロナウイルスにより公開直後に首都圏で緊急事態宣言が発令)

●シリーズ25作目「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」:初速19.07億円→最終97.80億円【初速の5.13倍】(アンコール上映分も含む)

 そして、「大人向けコナン」の回で、内容も本題と言える「黒の組織」であるシリーズ26作目「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を試写で見た際には、それまで悲願だった興行収入100億円は「余裕で突破する」と想定できました。

●シリーズ26作目「名探偵コナン 黒鉄の魚影」:初速31.46億円→最終138.80億円【初速の4.4倍】

●シリーズ27作目「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」:初速33.52億円→

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