1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

花の都パリが抱え続ける社会問題を描く俊英ラジ・リ監督 新作「バティモン5」は、マクロン大統領への「痛烈なアンサー」

映画.com / 2024年5月3日 15時0分

 一方、奥浜は「『レ・ミゼラブル』も『バティモン5』も好き」と表明。「バティモン5」は、「『レ・ミゼラブル』で描かれていた、宗教や人種間の分断、あとは政治への不信感みたいなところが、警察権力への不信から、ちょっと目線が動いて、さらに解像度が上がったな、という印象があります」といい、「女性の登場人物が以前よりもグッと増えていますよね」とも指摘。ISOも「すごく重要ですよね。『レ・ミゼラブル』では、少年たちに焦点を当てた作品とはいえ、ほぼ女性がいなかったですもんね」と述懐する。

 ISOは、「『バティモン5』では、なぜ女性の登場人物が多いのか」と、ラジ・リ監督に質問したそう。政治参加する女性、声を上げる女性、主張する女性たちに触れ、「『そういう女性をなかなかみんな撮らない』と。撮るとしても代わりに男性が主張するという描き方もあるので、ラジ・リ監督は『そういう人がいるよ』と可視化したかった、かつ『リスペクトを込めたかった』という思いがあり、結果、力強く主張する女性をたくさん登場させたそうです」と、ラジ・リ監督の意図を紐解いた。

 「バティモン5 望まれざる者」は5月24日から、東京の新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください