【5月4日はスター・ウォーズの日】最新情報まとめ 「マンダロリアン」映画化! 過去・現在・未来を描く新作3本の動向は?
映画.com / 2024年5月4日 14時0分
そして、“未来”を描く新作映画「スター・ウォーズ:ニュー・ジェダイ・オーダー」には、続三部作(エピソード7~9)に主演したデイジー・リドリーが、レイ役で復帰することが決定している。物語の舞台は、「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」(エピソード9)から15年後。レイがジェダイ騎士団を築くところから始まると見られている。
リドリーは、仏AlloCineの取材に対し、「すこし躊躇したが、いったんストーリーがわかったら、これをやりたいと確信しました。『スター・ウォーズ』世界を探求する素晴らしい方法であり、物語を少し異なる方向に進めるクールな方法だと思います」と語っている。
監督は、アカデミー賞を2度獲得したドキュメンタリー作家で、「ミズ・マーベル」も手がけたパキスタン出身のシャルミーン・ウベード=チナーイ。「スター・ウォーズ」関連の長編映画で、女性監督が起用されるのは、今回が初となる。公開時期は明らかになっていない。
●「ランド(原題)」スピンオフドラマから長編映画にシフトチェンジ
俳優、クリエイター、ラッパーと多方面で活躍するドナルド・グローバーと、弟のスティーブン・グローバーが脚本執筆を進めてきた「スター・ウォーズ」シリーズの新作「ランド(原題)」は、当初の予定だったディズニープラスのスピンオフドラマとしてではなく、ルーカスフィルムの長編映画として製作されることが決定している。
主人公は、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(エピソード5/80)、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」(エピソード6/83)、「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」(エピソード9/19)に登場したハン・ソロの悪友ランド・カルリジアン。この3作品では、ビリー・ディー・ウィリアムズが演じ、18年公開の「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」では、ドナルドが若きランドを演じた。新作「ランド(原題)」でも、ドナルドがランド役を務める。公開時期は未定。
●タイカ・ワイティティ、ライアン・ジョンソン――あの企画、どうなった?
ルーカスフィルムが過去、現在、未来を描く「スター・ウォーズ」新作映画の製作を発表したのが、23年に英ロンドンで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパ2023」でのこと。その後、ディズニーが、「3本の新作を26年5月22日、26年12月18日、27年12月17日に全米公開予定」だとアナウンスした。また、先ほど紹介した通り、26年5月22日に「ザ・マンダロリアン・アンド・グローグー(原題)」が公開される予定だ。
一方、当初26年5月22日公開と目されていたタイカ・ワイティティ監督版「スター・ウォーズ」は、現在も大きな進展は確認されていない。ワイティティ本人は監督に加えて、主演する可能性も示唆し、意欲満々だが、現在は、ノーベル賞作家カズオ・イシグロのベストセラー小説「クララとお日さま(Klara And The Sun)」の映画化に取り組んでいる。
また、以前から新たな「スター・ウォーズ」映画の監督として取り沙汰されているライアン・ジョンソン(「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」)、ショーン・レビ(「デッドプール&ウルヴァリン」)のふたりも、別件で多忙を極めており、いまのところ「スター・ウォーズ」を手がける可能性は不透明な状況だ。ディズニーとしては、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」シリーズとのバッティングを避ける必要もあり、今後の動向に注目が集まる。
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