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「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」本日放送! あらすじ・キャストまとめ&高橋一生と長尾謙杜のインタビューで振り返る

映画.com / 2024年5月6日 14時0分

 高橋:「どのジャンルの話なんだろう?」と感じていただけると思います。サスペンスなのか、ホラーなのか、ヒューマンドラマなのか……カテゴライズがしづらい作品。それは台本を読んでいた時から感じていたことです。やがて「家族」や「血筋」の話に戻っていく。そういった要素で浮き彫りにされていくものは、ヒューマンドラマ的でもある。長尾さんが仰っていたような印象を受けていました。

●岸辺露伴の共通点は? 長尾謙杜「似ているところは、無くなったかもしれない」

――では、それぞれが演じた“岸辺露伴”について。長尾さんは、青年期の露伴役に挑戦されています。今回演じてみたからこそ感じられた魅力、ご自身と似ているポイントなどはございましたか?

 長尾:自分と似ているところは、無くなったかもしれないです。露伴先生の熱量はあまりにも凄すぎて……自分と同一化してはいけない人だなと思いました。僕も絵を描くことは好きですし、興味のある分野のことであればどんどん調べたりしてしまいます。そういったところが似ているのかなと思った時もありましたが、露伴先生の方が遥か上で……逆に似てないなと(笑)。

 高橋:けれど、そういったところは、まさに“露伴”だと思いますよ。今回の「ルーヴル」では、彼にも苦悩があるということがわかります。初めから完璧な人間ではなく、あがいて、今に至っているのだと。長尾さんがそのように感じてくれたおかげで、(青年期の露伴役は)重厚になっていると思います。

●「岸辺露伴」チームについて 高橋一生&長尾謙杜が語る“凄み”

――長尾さんは「岸辺露伴」チームと初めてタッグを組むことになりました。現場の雰囲気はいかがでしたか?

 長尾:露伴先生のことが大好きな方々が集まったんだなという印象を受けました。あとは、やっぱり作り込みがすごい! 「これは一体どうやって作っているんだろう?」と疑問に思っていたところもあったので、そういった部分を現場で観させていただきました。それと画角にも注目してほしいです。僕は出演していませんが、露伴先生がルーヴルを立ち去るシーン。ここの画角がすごく面白いんです。

――高橋さんには、長年にわたってタッグを組んできたスタッフ陣の“凄み”を教えて頂きたいです。

 高橋:大前提として、それぞれがルーティンワークにはなっていません。結果的に、こんなにも露伴のことが好きなのかという方々が集まっています。例えば、照明部の鳥内宏二さん。露伴がどのように映るのかを常に気にしていて、独自のアイデアを考えてきてくださいます。美術の磯貝さやかさんは“露伴であれば、こういう本を読むだろう”という考えのもと、シーズンごとに書棚のセレクトを変えていました。しかも、それを直接僕には伝えてこない。撮影で書棚に行った時に初めてわかるんです。つまり、それぞれが考える“岸辺露伴”を持ち寄り、僕という依り代を使って表現しているんです。「私は露伴のことをこのように考えています」というメッセージが、あらゆるところにちりばめられている。それを混ぜながら芝居をしていくことを、とても楽しく感じていました。

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