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谷崎潤一郎原作、インモラルな関係を男女逆転「卍 リバース」「痴人の愛 リバース」 壊滅的な愛、究極のマゾヒズムの行方が気になる予告&場面写真

映画.com / 2024年5月10日 18時0分

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「卍 リバース」より (C)2024「卍 リバース」パートナーズ

 明治、大正、昭和と3つの時代を生き、近代日本を代表する文豪・谷崎潤一郎の不朽の名作を、現在を舞台に置き換え、“男女逆転”して映画化、5月24日から2作品同時公開される「卍 リバース」「痴人の愛 リバース」の予告編、場面写真が披露された。

 「卍 リバース」は、同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々に綴った、谷崎文学の代表作「卍」が原作。サラリーマンだった園田は、画家になる夢を諦めきれず、脱サラして美術学校に通っている。家計は弁護士である妻の弥生に頼り切りだった。そんな中、学校ですれ違う美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして光を家に招く。そして、自然と体を重ね、その後も度々逢瀬を繰り返すようになる。その一方で、夫婦生活は散漫になっていった。弥生からの誘いを断り、光との情事に溺れる中、光には香織という婚約者がいることが発覚する――。中﨑絵梨奈が大胆な濡れ場に挑む。鈴木志遠、門間航ら若手俳優が共演。

 「痴人の愛 リバース」は、数ある名作の中で最もマゾヒズムを体現し、谷崎の私小説とも言われる「痴人の愛」が原作。教師のなおみは、年下の男ゆずると暮らしている。出会いの日、道端にぽつんと座り込んでいたゆずる。儚げで捨て猫のような男を放っておくことはできなかった。それからなおみは、広い家に引っ越し、勉強を教え、少ない給料をふたりの生活につぎ込んでいった。ゆずるとの間に体の関係は無かった。行くあてのない年下の男を不憫に思い、その成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されながらも、その蠱惑的な魅力の虜になっていく――。

 桝田幸希が2022年に映画化された「鍵」に続き、再び谷崎作品のヒロインを務め、なおみに扮する。林裕太、碧木愛莉らが脇を固める。2作品の監督は、「家政夫のミタゾノ」「NICE FLIGHT!」などTVドラマを中心に活躍する宝来忠昭。

 このほど公開された予告映像で、「卍 リバース」は、魔性の男・光が、園田と弥生の穏やかな夫婦の日常に入り込み狂わせていく姿。「痴人の愛 リバース」は、行き場のない年下の男・ゆずるがなおみに拾われるシーンから始まり、生活を共にする中で、次第に彼に堕ちていく心模様が映し出される。壊滅的な愛の行方、そして究極のマゾヒズムの行方が気になる展開となっている。

 5月24日からシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、5月31日からシネマート心斎橋にて2作品同日全国公開。

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