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松本幸四郎「鬼平犯科帳 血闘」封切りに万感 北村有起哉は堂々宣言「日本よ、世界よ、これ時代劇だ!」

映画.com / 2024年5月10日 19時0分

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 「鬼平犯科帳 血闘」が5月10日、封切りを迎え、都内で行われた舞台挨拶に主演の松本幸四郎をはじめ、市川染五郎、中村ゆり、北村有起哉、中島瑠菜、柄本明、山下智彦監督が登壇した。

 映画を観終えたばかりの観客の割れんばかりの拍手に迎えられた幸四郎は「われわれキャスト・スタッフ、皆情熱をもって、そして『鬼平犯科帳』への愛情をもって、ひとつの作品を作り上げることができました」と万感の思いを語る。

 故・二代目中村吉右衛門時代の「鬼平犯科帳」への出演経験もある柄本は、幸四郎主演で新たなスタートを切った「鬼平犯科帳」について「とにかく待ちに待った『鬼平犯科帳』です。幸四郎さんがやられるというニュースを見た時は本当にうれしかったです」と感慨深げ。

 北村も子どもの頃から祖父と共に時代劇を見て親しんできたとのことで「吉右衛門さんが亡くなられて、今後『鬼平犯科帳』はどうなってしまうんだろう? という不安を感じていましたが、幸四郎さんがやられると聞いてホッとしました。ホッとした途端に(今回の悪役である)網切の甚五郎役をいただいて『え?』と驚きました(笑)」と明かし、本作について「アベンジャーズ」のコピーをもじり「日本よ、世界よ、これ時代劇だ!」と宣言し喝采を浴びていた。

 本作は京都の撮影所で撮影されたが、幸四郎は「10代の頃から育ててもらった場所ですし、ロケーションもそうですが、何より、ずっと京都で作品を作ってきた方々の歴史があります。『人』がいるというのは、何物にも代えがたいこと。世界一の職人が作る作品、それが時代劇です。京都だからこそできる作品だと思います」と時代劇、そして歴史ある京都撮影所への思いを口にする。

 息子の染五郎は「京都の撮影所は10年ほど前に父の時代劇のドラマにちょこっとだけ出させていただき、お邪魔したことがあって、それ以来でした。その時のスタッフ方とは違うけど『おかえりなさい』と言ってくださるような、不思議な居心地の良さを感じながらやらせていただきました。温かい現場でありつつ、ひとつの方向に向かって作ってくださるのが感じられて、その中でお芝居できることが幸せでした」と振り返った。

 凄まじい殺陣もまた「鬼平」の魅力であり、文字通り“鬼”と化した平蔵の息をのむような激しい戦いを堪能できる。幸四郎は「一手一手に意味があり、会話しているような感じがしました。刀をただ振り回すだけではない、思いを込めて――“鬼”になっている状態ですが一歩も引かず、前に進んでいくんだという思いを刀に込めて殺陣をしようと思いました」とシーンに込めた思いを語っていた。

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