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ビッグフット一家の生活を描いた“最も奇怪な映画” ジェシー・アイゼンバーグが製作秘話を語る【NY発コラム】

映画.com / 2024年5月29日 10時0分

 では、サスカッチの思考プロセスや肉体的な性質など踏まえて、どのようにシーンをこなしていったのか。

「脚本はとても良かった。出版されたり、リークされたりすることも期待していたくらいだ。とにかく脚本が素晴らしい。脚本を読んでから映画を観た人は『ああ、こんなことができるんだ 』ときっと思うはずだ。撮影現場にはイマジネーションがあった。監督たちは、我々俳優陣のイマジネーションに頼ることができる。でも脚本には、それらの細部までもが見事に描かれていて、読めば手に取るようにわかるくらいだった。そんな経験はよくあるんだ。『ゾンビランド』に出演した時も、撮影現場で同じような経験をした。とてもおかしな映画だったけど、脚本がとても明確で、どの俳優も必要なショットを正確にこなしていた。今作も同じだ。脚本もストーリーもシーンも明確なので、必要なショットをすべて一緒に撮影できていた」

 最後の話題は“サスカッチの声”。これをどのように考えたのか。

「サスカッチについては、古いバージョンの神話と、そのバージョンと対立する神話があるんだ。僕たちは、サスカッチと信じて人々が録音した音を再生して聴いていた。でも不思議だよね。サスカッチの神話は大好きなんだけど、その録音の多くには映像がない。僕たちは、どの音が正しいのか、そして実際に鳴らすべき音は何なのかを選んでいかなければならなかった。サスカッチの音とされているネット上のサウンドのいくつかは、本当に人間のもので、機械か何かで作り出しているものだった。僕たちは、サスカッチ用の語彙を考え出し、基本的な辞書を作成したんだ――最も1ページだけだけどね。世界で一番小さな辞書を作った。サスカッチを呼ぶ時は『ウー』と発するんだ。それは、僕が飼っているゴールデンレトリーバーのような鳴き声。犬がボウルに顔を埋めて食べ物を食べている時、3メートル以内に近づくと、気配を感じて『ウー』と鳴く。実際に僕が目の前に来るとグルグルと鳴いて近づいてくる……そんな感覚に似ているんだ」

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