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過去10年のベスト・モダン・スラッシャー映画12選

映画.com / 2024年7月8日 23時0分

第4位「In a Violent Nature」(2024)
クリス・ナッシュ監督は、「13日の金曜日」を模倣していることを隠そうともせず、仮面をかぶった切り裂き魔ジョニーの風貌やキャラクターの背景はジェイソン・ボーヒーズそのもの。しかし、キャンパーをつけ狙うジョニーを追ううちに、スラッシャーファンの多くが、いかに殺人鬼に親近感を抱くか、あるいは殺人鬼を応援することが多いかを考えずにはいられなくなる。マイケル、ジェイソン、フレディには、私たちが好きな何かがある。おそらく彼らは神秘に包まれ、私たちとの間に距離があるからだろう。この映画ではその距離がなくなり、キャンパーたちに通常殺人鬼へ与えられる神秘性が与えられている。

第3位「スクリーム6」(2023)
同作では舞台をニューヨークに移し、主人公たちは新たい冷酷なゴーストフェイスに立ち向かう。ウェス・クレイブンの初期2作のようなメタ的な作品ではないが、レガシーの継続、ファン理論の時折見せる抑圧的な性質、そして愛すべきキャラクターを殺すことの目的について、興味深い分析を提供している。ルールを塗り替えたわけではないが、魅力的な登場人物を追いかけ、数世代にわたるシリーズを織り成すという点でとんでもなく怖い映画だ。

第2位「ハロウィン THE END」(2022)
デビッド・ゴードン・グリーン監督による「ハロウィン」3部作の最終作には、否定的な意見もあるが、マイヤーズとハドンフィールドを考察する上で、最も意義深い作品だと思う。悪は死なない。ハドンフィールドは単にマイヤーズの存在によって堕落した町ではなく、その原因である可能性が非常に高い町であることが明らかになる。残酷な人々と残酷な思想に満ちた病んだ場所であり、ブギーマンが必要な場所なのだ。ハドンフィールドはアメリカのどの町や都市ともそれほど変わらない。いたるところにマイケル・マイヤーズが形作られているのだ。

第1位「X エックス」(2022)
そのビジュアルに騙されてはいけない。トビー・フーパーや70年代後半のホラーやポルノを彷彿とさせるが、タイ・ウェストの頭の中には、刺激よりももっと重要なことがある。新作映画の撮影のためにテキサスの農場にやってきた3組のカップルを出迎えたのは、農場オーナーの老夫婦ハワードとパール。若者たちが最新作で観客を満足させようとする一方で、老婆パールは自分自身の満足を求めていた。性的抑圧、老い、そして夢の喪失に伴う美の喪失についての悲劇的で恐ろしい探求が繰り広げられる。

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