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【インタビュー】「逃走中 THE MOVIE」西浦正記監督が明かす、バラエティを映画にする無限の可能性

映画.com / 2024年7月14日 11時0分

 西浦監督は、98年に金城武と深田恭子が共演した大ヒットドラマ「神様、もう少しだけ」で監督デビューし、医療ドラマシリーズ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」や、福島第一原発事故を題材としたNetflixシリーズ「THE DAYS」など、多彩なジャンルの作品を精力的に生み出し続けてきた。

 テレビドラマの演出からキャリアを築き上げてきたが、「お茶の間からの要求というのは、実にいろいろな方向性があるものですよね。それに応えようとするテレビの監督というのは、いろいろなジャンルにおいて及第点以上のものを取れないといけない」と腕を磨いてきた。「『神様、もう少しだけ』で初めて監督を務め、いい作品を完成させるためには、役者さんとのコミュニケーションが欠かせないと実感しました。いろいろなタイプの役者さんがいますが、『この人ならばこうやって話をしよう、この人ならばこう演出しよう』と考える力や、ある種の自信のようなものをそこで培えたと思っています。今でも、コミュニケーションを積み重ねることを大切にしています」とポリシーを吐露する。

 監督という仕事の醍醐味について、「世の中にはないものを作れる仕事」と目尻を下げた西浦監督。「たくさんの人に、その場を体感してもらえるようなものを作れる仕事ですよね。『コード・ブルーを観て看護師、医師を目指しました』と声をかけていただいたこともあって、そういった反響をいただけるのも醍醐味を感じる瞬間です。本作では、バラエティ番組を映画にして、観客の皆さんにハラハラしてもらうことをテーマに挑んできました。これからも“ワクワクする”という気持ちを大切に、いろいろな作品に取り組んでいきたいです」と真摯な姿勢を口にしていた。

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