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バレエが好きでたまらない! 夢を叶える3代目「ビリー・エリオット」たちの奮闘に心震える!【若林ゆり 舞台.com】

映画.com / 2024年7月26日 14時0分

春山嘉夢一 僕はみんなより少し遅れて、5歳からバレエを習い始めました。「バレエを踊ってみたい」と急に思いついて。ビリーを目指したのは、バレエを始めた頃に「ビリー・エリオット」を見て、ものすごく共感したし感動して「絶対ビリーになりたい!」と思ったからです。

 それぞれの出合いはミュージカル版だったが、全員、映画「リトル・ダンサー」のDVDも見たそう。その感想は?

浅田 映画も、バレエダンサーを目指す少年たちの夢を後押ししてくれる作品だと思いました。

井上 ビリーがお父さんに隠れてバレエをやっていたのにバレて、お父さんの前で踊るシーンはミュージカルの「Dream Ballet」と同じ部分なんですけど、全然違っていて。映画のビリーは、「自分はバレエをやりたいんだ」っていう気持ちをすごく感じました。ミュージカルでは、「Electricity」の場面で、ビリーの「バレエをやりたい」という気持ちが伝わってきて感動しました。

石黒 お父さんに内緒にしてまでバレエに通い続けたということは、「本当にバレエが好きな少年なんだなあ」と思いました。厳しいお父さんの心を動かして、周りのみんなの心も動かして、「不可能」を「可能」に変えたビリー。僕の心も動かしてくれた映画です。

春山 ミュージカルじゃないから、映画では歌わないんですよね。最初は「バレエは女の子 がやるものだ」と思っていたけど、バレエをやっていくうちにだんだんと興味が湧き、いつしかのめり込んで、ビリーにとっても唯一の楽しみとなっていったところがとてもよくわかって、共感できました。舞台でもそれを表現できたら、と思います。

 2023年春のオーディション選出から始まった厳しい稽古も、いよいよ佳境。稽古を重ねていくうちに、よりビリーの気持ちが実感できた、もっとよくわかるようになったと思うところは?

浅田 お父さんに大好きなバレエを禁止されて、その思いを踊りにぶつける「Angry Dance」です。僕もビリーも、気持ちを発散できるのは踊りだから。踊っていて感情が高まってきて、感情のまま踊れるというか。ビリーが怒っていることをもっともっと出せるように踊りたいです。自分が嫌だったことを思い出したり、不満で怒っていることを出したりして踊っています。

石黒 僕も「Angry Dance」と、フライングをする「Dream Dance」です。フライングは見ていたときに感動したシーンだったから楽しみにしていたんですけど、やってみたら初めて「空を飛んでいるような気持ちってこれなんだ」と思い、ビリーが踊っているときに感じる気持ちがわかりました。最初は体幹でバランスを取るのに苦労したんですけど、乗り越えたら楽しく感じられるようになってきて。「Angry Dance」は、自分の持っている「迫力」という長所をいちばん出せるシーンだと思っています。表現力とか、エネルギーを思う存分出せるから。演技は、ビリーの気持ちや意図をより正確に伝えれば伝えるほど完成していくので、「もっと完成させたいな」と思うし、完成に近づいていくのが楽しいです。

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