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【インタビュー】ラウール、高校時代は“陰なる道”を極めていた 「トータル10秒くらいしか、人としゃべっていない」

映画.com / 2024年7月30日 9時0分

 骨子に一途な恋心を抱き、無茶なことにも体当たりで挑んでしまう金髪ヤンキーの荒邦は、見ているだけで胸が躍るような愛すべきキャラクターだ。ラウールも大いに心惹かれたといい、「普段の僕はほんわか系なんですが、荒邦はオラオラしている感じの男の子。僕自身、これまであまり見せてこなかった表情を見せられた気がしています。ただオラオラしているといっても、荒邦の場合はそれが怖くは見えないんですよね。とことん純粋に生きていて、怖いというよりは、面白くて可愛いヤツ。怖い見た目をしているけれど、実際は怖いヤツではないということを意識して演じていました」と荒邦に愛情を傾けつつ、熱血漢の役どころなだけに「どこまで振り切れるかというのは、挑戦ではありました」とも。

 「カロリー高めの役なので、しっかりと、タフに立ち続けられたらと良いな思って。常にマックス、フルパワーで挑みました」と全力を注ぎ、周囲を照らすようなパワーを映画に刻み込んだ。

●大切な人が大切にしているものを、大切にしたい

 クラスメイトを演じる面々には、奥平大兼や髙橋ひかる、倉悠貴、山本千尋、戸塚純貴といった若手実力俳優に加え、声優としても活躍する木村昴、お笑いコンビ「モグライダー」の芝大輔ら、バラエティ豊かなメンバーが顔を揃えている。

 「裏表がなくて、人間味にあふれる人ばかりが集まった現場。だからこそ僕も緊張せずに、いつもの自分でいられた気がしています。ものすごく楽しかった!」と撮影を振り返ったラウールは、「本当に誰ひとりとして、キャラクターのかぶる人がいないんですよね。撮影の合間には、それぞれがいろいろな話をして、みんなでそれを聞いているという時間が多かったです。極めている分野もバラバラで、みんなの話を聞いていてもすごく勉強になりました」と、刺激的な時間になったという。

 気の合うメンバーともう一度高校時代を過ごした感覚にもなったようで、「今回がすごく楽しくて、自分自身の高校時代ももっと楽しんでおけばよかった!と後悔したりして(笑)。僕の高校時代は、トータル10秒くらいしか、人としゃべっていないと思います。それくらい“陰なる道”を極めていました。当時の自分に声をかけられるとしたら、『もう少し肩の力を抜いていこう!』と言ってあげたい」と笑う。以前は「人見知り」を公言していた彼だが、今回はそれを発動しなかったそうで、「最近、『どうやら人見知りじゃないっぽい』と気づいて。以前は、そういうお年頃だったんだと思います」と、たくさんのコミュニケーションを取りながら、クラスの絆を体現した。

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