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【インタビュー】ラウール、高校時代は“陰なる道”を極めていた 「トータル10秒くらいしか、人としゃべっていない」

映画.com / 2024年7月30日 9時0分

 「骨子を守る」というミッションに立ち向かう中で、荒邦がクラスメイトたちと心をひとつにしていく様子には胸が熱くなること必至だ。また「誰かを守るというのは、その人が大事にしているものを全部守ること」と覚悟を決めて、あらゆるものを守ろうとする荒邦の姿に、ラウールは「とても共感できた」と明かす。

 「僕は、自分が『大切だな』と思っている人が大切にしているものを、大切にしたいと感じていて。たとえば、ファンの方たちが求めるような曲やビジュアルがあるとすれば、そういったものはしっかりと生み出していきたいという気持ちが強くあります。自分たちを好きでいてくれている人の好みは、すごく大切にしたくなる」と、守りたいものはファンの思いであると語る。さらに「自分が挑戦したいものだけを追い求めていたら、気づいたらその挑戦を応援してくれる人もいなくなってしまうかもしれない。一方で、挑戦をせずに、求められるものに応えるというところだけにフォーカスしすぎても、思ったような成長はできないかもしれない。どちらの側面もあるので、そのバランスはしっかりと考えていきたいなと思っています」と、まっすぐな瞳を見せる。

●20代は、怖がらずにチャレンジを

 「Snow Man」としての活動はもちろん、俳優業、フランス・パリの事務所と契約をしてモデル業にも邁進するなど、ラウールは幅広い分野で果敢にチャレンジを続けている。

 本作では、将来に悩む骨子に対して、荒邦が「何かを手に入れるために、何かを諦める必要なんてない」という言葉をかける。ラウール自身も、「どちらかというと、そういった考えをするタイプ」だという。「挫折があったとしても、最終的にはそこで諦めなかった人が成功できるのかなと思っていて。だからこそキツイ時こそ頑張りたいし、キツイなと思った時は『これは将来に向かうためのきっかけなのかも』とポジティブすぎるくらいに捉えたほうがいいのかなと。そういう考え方は、常に意識しています」とキッパリ。「挫折したとしても、それを良い運命に変えていけるようにしたい」と、どんな時も立ちあがろうとする強さを秘めている。

 6月27日に誕生日を迎え、21歳となったラウール。20代に足を踏み入れて、感じている変化はあるだろうか? すると「最近は特に、自分の判断で自分の人生が決まっていくような感覚があって。“自分のことは自分で決めていく”という、仕事のスタイル。その分、責任感もすごく芽生えますし、しっかりと覚悟を持って、ひとつひとつのことをやっていかないといけないなと強く思っています。地に足をつけて、進み続けられたらいいなと思っています」と答えるなど、彼の口から飛び出すのは、自分にも周囲にも誠実で、情熱的な言葉ばかりだ。

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