「憐れみの3章」ランティモス監督&エマ・ストーンのメイキング写真入手! 映画界最高峰タッグの軌跡を振り返る
映画.com / 2024年8月9日 12時0分
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「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組んだ「憐れみの3章」のメイキング写真を映画.comが先行入手した。本記事では、ランティモス監督とストーンが歩んだ軌跡を振り返る。
本作は、ランティモス監督のもと、「哀れなるものたち」で2度目のアカデミー賞主演女優賞に輝いたストーンをはじめ、同作に出演したウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。さらに、ジェシー・プレモンス、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーといった実力者が顔を揃えた。「籠の中の乙女」「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」のエフティミス・フィリップが、ランティモス監督とともに共同脚本を手掛けている。
ランティモス監督とストーンのタッグは、ストーンが「女王陛下のお気に入り」(19)のオーディションに挑んだことから始まり、アート系作品では異例の世界興行収入を記録した「哀れなるものたち」(23)を経て、本作で3度目。ランティモス監督作品に込められたユーモアを愛し、ともに作品を作り上げてきたストーンは「私がヨルゴス自身とその映画に深く共感するのは、何ごとも単純明快ではないところ」と断言する。
■「女王陛下のお気に入り」
2人が初タッグを組んだ「女王陛下のお気に入り」は、18世紀初頭のイングランドを舞台に、3人の女性の欲望と野望が渦巻く熾烈な争いを描いた宮廷ドラマ。第75回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞に輝き、オリビア・コールマンが、気まぐれで病弱、それでも頑固に国を守る孤独な女王・アンを務め、第91回アカデミー賞で主演女優賞を獲得した。
ストーンは、上流階級への返り咲きを狙い、アン女王に気に入られようと画策する野心的な女性・アビゲイル役でランティモス作品に初出演。ランティモス監督は「彼女の演技には、ただただ驚かされました」と絶賛し、ストーン自身も「彼(ランティモス監督)の非常にユニークなアイデアには、あまり考えすぎることなく、従いたくなります。彼の下で働くのは、とても安心感があります」とコメントを残している。
3人の女性に焦点を当てたストーリーに魅了されたというランティモス監督は、豪華絢爛な装飾や、あえて現代的な革やデニムといった素材を用いて作られた衣装といった要素も交え、独自の世界観を確立。3人の女性が織りなす愛憎劇を時にユーモラスにたきつけていく。最新作「憐れみの3章」とは異なる時代劇でありながら、ランティモス監督の斬新で既知の常識にとらわれない世界観を一身に浴びることができる一作として、ランティモス監督×ストーンの最高タッグを世界中に知らしめた。
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