1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

「フォールガイ」に参加した日本人スタントマン・浅谷康に聞く 泣いている人もいた――感動的だったアクションシーンは?

映画.com / 2024年8月15日 14時0分

――本作を観てスタントマンに憧れる人も多いと思います。実際になるためにはどんなことが必要ですか?

 ……ダンスじゃないですかね(笑)。あとは、やっぱり映画を好きでいないとやっていけないです。もちろん楽しいことばかりじゃないので、いっぱい映画を観て、ずっと好きでいてほしいと思います。

 時には痛いこともありますが、作品が出来上がった時の感動も大きいし、それがずっと映像に残っていく仕事です。そういうのを実感したときにはやっていて良かった、またすぐにやりたいって思います。

 「フォールガイ」は本当にすごい人たちの集まりでした。トロイ・ブラウンというスタントマンがヘリコプターから落ちるハイフォールのシーンを担当したのですが、実はトロイのお父さんのボブがハイフォールの世界記録保持者なんです。ボブは今回の撮影のために、自分が昔使っていたエアバッグを南アフリカから持ってきて、トロイが落ちるのを下から見ていました。

 トロイのハイフォールが成功した時には、現場が大きく盛り上がりました。そのエアバッグには、ボブが世界記録をとったときにサインをしていたのですが、今回はトロイもサインをしていて。感動的なシーンで、泣いているスタッフもいました。そういう瞬間を見ると、この仕事をやっていて良かったなと思いますね。

――貴重な裏話です。 最後に、ハリウッドではアカデミー賞にスタント賞の増設を求める声が多く上がっています。浅谷さんや周りのスタントマンの方々はどのように考えていますか?

 スタント賞ができたら、スタントマンっていう職業も確立してくるのでとてもいいことだと思っています。衣装さんだとちゃんとした仕事って捉えられていますが、スタントマンがちゃんとした仕事だと認められているかっていうと、今の段階では曖昧です。大きな団体に認められると僕らも嬉しいですし、スタントマンになりたい人の指標になってくると思うので、個人的には増設されたらいいなと思っています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください