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「みんなのうた」最多担当、伝説のアニメーション作家・南家こうじの功績を識者が熱くトーク 「ラムのラブソング」「スプーンおばさん」ダンスに見るリズム性

映画.com / 2024年8月19日 6時0分

 田中氏が上映された作品とは違う南家作品の側面を知るために、と挙げたのが「御先祖様万々歳!」のオープニング。「非常に抽象的で画面ではビデオノイズが展開し、オープニングなのにキャラクターが出てこない。音楽に合わせてノイズが変形していくという作品なんですけれど、今の感覚だとCGで作るところを手描きでやっていて。コントラストの強いフィルムを使って、ビデオノイズ風のものを手仕事で再現するというところがすごく興味深く実験的な作品です」と紹介。

 「スプーンおばさん」のエンディングのダンスシーンにも話が及び、「南家さんの音楽とアニメーションのシンクロするチャーミングな魅力を感じられる」と田中氏が語ったことから、TVアニメのオープニングやエンディング映像の話へ。

 実験的なものやキャラクターがダンスするものがあるがその先駆けが南家こうじだったのではと田中氏が語ると、かねひさ氏は「『ラムのラブソング』が日本のTVアニメのオープニングタイトルの歴史を変えたと言ってもいいと思っていて。南家さん含めコマーシャルフィルムの畑にいた人がTVアニメのオープニングタイトルをスタジオワークから若干外れた立ち位置で作るということが歴史を変えた側面ではあるのかなと思う」と持論を述べる。

 「『ラムのラブソング』の現実では絶対踊れないであろうステップを踏み始めるところとか。ダンスではあるんだけどアニメーションでしかできないダンスをファンシーな感じの背景をバックに踊らせるというのは本当に1981年の作品とは思えない。エポックメイキングな作品だなと思いますね」とその功績を熱く語った。

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