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「エイリアン」シリーズ、ネタバレあらすじ振り返り 人類が味わった“恐怖と絶望”ヒストリー【最新作「エイリアン ロムルス」公開記念】

映画.com / 2024年9月1日 10時0分

●2.「エイリアン2」

 惨劇から57年後。唯一の生存者である航海士リプリーは、催眠カプセルのなかで眠りながら宇宙空間を漂流しているところを発見される。目覚めたリプリーは、自分たちがエイリアンと遭遇した惑星LV-426が、いまは植民惑星になっていることを知り、がく然とする。リプリーの不安は的中し、LV-426との通信が突如寸断。原因調査を依頼されたリプリーは、海兵隊とともに現地へ向かうがーー。

 監督は当時、「ターミネーター」の成功で脚光を浴びたジェームズ・キャメロン。原題「Alines」が示す通り、本作ではエイリアンが大増殖しており、その生みの親であるエイリアン・クイーンと、娘を亡くしたリプリーが母性をぶつけ合う壮絶なクライマックスが繰り広げられた。

●3.「エイリアン3」

 エイリアンの脅威から逃れたリプリーたちを乗せた救命艇が、囚人惑星フィオリーナに不時着。男の犯罪者だけが数十名収監された、この危険な地にも、エイリアンの脅威が及ぶ。リプリーたちが乗っていた救命艇に潜んでいたフェイスハガーから新種のエイリアンが誕生し、囚人たちを襲い始めたのだ。武器もない不利な状況のなか、囚人たちと団結することを決意するリプリーだったが、自分の体がエイリアンに寄生されていたことを知りーー。

 当時、気鋭のCMディレクターとして注目されていたデビッド・フィンチャーの映画監督デビュー作。イヌを宿主とした四足歩行型のドッグ・エイリアンが大暴れする。エイリアンを宿したリプリーの衝撃的な“決断”も反響を呼んだ。

●4.「エイリアン4」

 前作のエンディングで、リプリーは自ら溶鉱炉に身を投じ、エイリアンとの壮絶な戦いにピリオドを打った。しかし、200年の歳月を経て、軍の科学者によって、残されたDNAからクローンが生み出され、リプリー8号として復活を遂げる。軍の目的は、彼女の体内に寄生するエイリアンを摘出し、繁殖させて軍事利用することだった。ところが、宇宙船オリガ号のなかで養殖が始まったエイリアンは、急速に成長し、脱走。オリガ号は緊急事態のため、地球に針路をとった。リプリーは、エイリアンを地球に降ろすまいと戦うがーー。

 監督は、本作のあとで「アメリ」を大ヒットさせるジャン=ピエール・ジュネ。CG技術の発達で、水中を自在に泳ぐエイリアンが登場した。

<クロスオーバー作品>

●5.「エイリアンVS.プレデター」

 ある日、人工衛星が、南極大陸で異常な熱の放射を観測。解析した結果、南極大陸の氷の下600メートルに巨大な建造物が眠っていることが分かった。世界中から考古学者や科学者が集められ、女性冒険家レックス(サナ・レイサン)のガイドの下、探査チームが、謎の熱源へと向かう。そして南極の地下深くに、地球最古のピラミッドが発見されるが、そこは宇宙からやってきたプレデターが、戦士としての試練を受ける“儀式”のためにエイリアンと戦う場所だった。

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