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プライベート旅行は三島由紀夫文学館へ…日本を愛する仏教徒のロシア鬼才が「チャイコフスキーの妻」で描いた女性のエゴと執着

映画.com / 2024年9月5日 17時0分

――来日の際には、三島由紀夫文学館を訪れたとSNSで報告されていました。日本での思い出のエピソードがあれば教えてください。

 日本に訪れたのは今回が2度目でした。前回は国際交流基金の招聘だったのですが、今回はプライベートでの来日でした。日本はとてもユニークで、見るものすべて美しく、特に伝統とモダンなものとの融合が素晴らしいと思います。現代アート、自然、禅…様々な素晴らしいものを堪能しました。日本や日本で暮らす人々からインスピレーションを得たので、いつか日本で映画を撮りたいと思っています。ショッピングもとても楽しかったです!渋谷で売っている中で最も大きなスーツケースを2つ買って、日本製の服などを沢山購入したので、私はかなり日本経済に寄与したと言えるのではないでしょうか(笑)。皆さんにお見せしたいものがあって…(ゴジラのマスクを被って登場)。昨日はルール・トリエンナーレのオープニングがあったのですが、そこでこのマスクを被り、「日本から来たゴジラです!」と挨拶をしました(笑)。

――好きな日本の映画や監督を教えてください。

 黒澤明や大島渚、今村昌平などのレジェンド達には、幼少期から強い影響を受けていて、それは今の日本への関心に繋がっていると思います。また、三島由紀夫の文学や彼のパーソナリティもとても興味深く、今回の来日で三島が最期に行った食事処を訪れたりしました。彼も私の人生に大きな影響を与えた人物と言えます。映画とは離れますが、ふじのくに⇄せかい演劇祭の初代芸術総監督である鈴木忠志さんはモスクワ芸術座で演出をしていたり、舞踏家である工藤丈輝さんはモスクワの劇場で公演を行っていたり…彼らの活動からも影響を受けています。

――最後に、映画を楽しみにしている日本の観客に向けてメッセージをお願いします。

 私は日本、そして日本の皆さんのことを愛しています。今後、もしかしたら演劇作品、ミュージカル作品もしくは映画作品を日本で制作することがあるかもしれません。私の作品に興味を持っていただけたら、とてもうれしく思います!

 「チャイコフスキーの妻」は、9月6日から、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

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