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この映画、絶対に怖い…でも“見たくなる”→これって何故? “心の専門家”が「エイリアン ロムルス」で心理を紐解く

映画.com / 2024年9月13日 10時0分

【3、刺激を最小限にする】

 恐怖体験に没入するために、スマートフォンや電子機器の電源は切っておく、次の予定は余裕を持った時間に設定するなど、外部からの刺激が最小限になるようにしましょう。

【4、恐怖への心の準備をする】

 「怖いジャンル映画は苦手だけど、どうしても見たい!」という方もいると思います。映画を見る前に「これは怖い映画だ」と自分に言い聞かせ、心構えを持つことで、感情的なショックを和らげたり、必要以上に恐怖を感じずに済むかも知れません。また、予告編を事前に何度か見ておく、作品が終わる時間を調べておいて先の見通しを持っておく、「この映画は自分が選んで見に来ている」という主体感を持っておくことも心の準備になります。

【5、五感で味わう習慣を身につける】

 「エイリアン ロムルス」は、私たちの五感を刺激する要素がたくさんあります。映画という性質上、視覚と聴覚が優位になりやすいですが、過去の記憶などから、それ以外の各感覚も少なからず働いています。それぞれの感覚が統合されることで、より恐怖体験を味わうことができます。ぜひ普段から、五感で味わうことを意識した上で、映画館に足を運んで見てください。

 ここまで「エイリアン ロムルス」の魅力や楽しむコツを心理学的にお話ししました。長きにわたって多くのファンを魅了する「エイリアン」シリーズの最新作、今回も、いやこれまで以上の恐怖を体験することになるかも。ぜひ劇場で体感してみてください。

【執筆者プロフィール】
南舞(みなみ・まい)
公認心理師/臨床心理士/ヨガ講師

多感な中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2015年に「臨床心理士」を、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。これまでには学校や企業、子育て支援など様々な場所でカウンセラーとして活動してきた。

心理士と並行して、2016年からはヨガ講師としても活動。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、ジャッジしない、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じ、ヨガの道へ。2020年より、ライフイベントに揺れやすい20-40代の働く女性のメンタルヘルスをサポートするためのヨガ×カウンセリングのサロンを主宰。ウェルビーイングを高めたり、もともとその人の中に備わっている強みを引き出していくお手伝いをモットーとして日々活動中。

HP:https://www.mai-minami.com/
Instagram: https://www.mai-minami.com/

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