中国映画「夏が来て、冬が往く」12月公開決定!是枝裕和、滝田洋二郎、池松壮亮らが応援コメント寄稿
映画.com / 2024年9月20日 8時0分
(C)MICRO ENTERTAINMENT TIMES FILM CO. LTD.
日本大学芸術学部で映画製作を学んだ経験を持つ中国の新鋭ポン・ウェイ監督の長編デビュー作「夏が来て、冬が往く」が、12月27日から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開されることが決定した。今回の発表に合わせ、是枝裕和監督、滝田洋二郎監督、池松壮亮らから寄せられた応援コメントも公開された。
昨年の第36回東京国際映画祭の提携企画「2023 東京・中国映画週間」で新鋭監督賞を受賞した今作は、中国山東半島南部にあり、風光明媚な街として知られる青島で撮影された。幼い頃に養子に出された主人公が、初めて会う実母、姉、弟と過ごす3日間を描いたもので、家父長制による男尊女卑の考えや養子のならわしを織り交ぜながら、家族の在り方、男女の在り方を問いかけている。
【ストーリー】
広東市に住むジャーニーは、結婚を機に家を購入するかどうかで恋人ジーユエンと意見が合わず、彼からのプロポーズの返事を先延ばしにしていた。ある電話をきっかけに、ジャーニーは生家の家族と連絡が取れ、実父の葬儀へ参列することになる。初めて会う母、初めて会う二人の姉と弟。長女のウェンフォンは生家で過ごしてきたが、次女のシャオリーもまた養子に出されていたことを知る。三姉妹は互いの心を癒しながら日々を過ごす。時折、ジャーニーは幼い頃の養父とのささやかな時間を思い出し、家族や家のことを改めて考え始めるが、母が自分を探したのは、別の目的があったことを知る…。
【応援コメント】(順不同)
■是枝裕和(映画監督)
作品はとても面白く拝見しました。
中国のお葬式にまつわる風習も大変興味深かったです。
長編一作目としては脚本も良く練られています。
■池松壮亮(俳優)
一人ひとりの人間の心に癒しがたい傷を残してきた文化と、忘れられない痛みをそっと鎮めてくれた風習や営みが対照的に映し出される。
現代中国に生きる女性の再会を描き、季節が移ろうように自然の流れに委ねながら、この映画は彼女たちの再生を促すのではなく、静かに温かく寄り添う。
■滝田洋二郎(映画監督)
映画を観て初めて知る事は多い。「中国は一人っ子政策」なのに、実際には様々な「例外規定」が存在し、当然そこには想像もつかないドラマがある。
亡くなった実父の葬儀の為、残された母の元に四人の兄弟姉妹が集う。
生まれて直ぐに里子に出された三女の長年にわたる蟠りが解れてゆき、新しい自分と家族を見つけてゆく過程が、美しい生まれ故郷の光に包まれて優しく丁寧に描かれる。
彭偉監督のテーマ“人生はいつも残念の中で円満を味わう”をしっかりと味わった。心地好い映画でした。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
是枝裕和監督も「大好き」と絶賛した作品が公開! 揺れ動く3人の若者の気持ちを描いた『国境ナイトクルージング』
Sirabee / 2024年10月18日 8時0分
-
池松壮亮がコメントも 中国新鋭監督が描く三姉妹と家族『夏が来て、冬が往く』予告編
cinemacafe.net / 2024年10月14日 17時0分
-
第37回東京国際映画祭にて俳優 菊地凛子、磯村勇斗、プロデューサー 岡野真紀子を迎え、ケリング「ウーマン・イン・モーション」トークの開催決定
PR TIMES / 2024年9月26日 14時40分
-
第37回東京国際映画祭、ケリング「ウーマン・イン・モーション」トークに菊地凛子、磯村勇斗、プロデューサー岡野真紀子
映画.com / 2024年9月25日 13時0分
-
中国の新鋭・彭偉監督の長編デビュー作「夏が来て、冬が往く」が日本で公開決定!著名人から応援コメント続々
Record China / 2024年9月23日 15時40分
ランキング
-
1「億負けてから出直してこい!」粗品、ボートレースガチ勢アイドルを“にわか評論”でファン失笑
週刊女性PRIME / 2024年10月19日 16時30分
-
2「人生の楽園」西田敏行さんへ菊池桃子が思い込めた追悼メッセージ…視聴者涙「もう聞けないなんて寂しい」
スポニチアネックス / 2024年10月19日 19時35分
-
3「棒読み」と言われがちだけど…唐田えりかが“日本エンタメ界の宝”と言えるワケ|『極悪女王』
女子SPA! / 2024年10月18日 8時46分
-
4「普通に態度悪いし」山本舞香、結婚で掘り起こされた見ていてヒヤヒヤの“不機嫌映像”
週刊女性PRIME / 2024年10月19日 21時0分
-
5和田アキ子 生放送での発言を反省&謝罪「ほんとに人間性が」「言わんでいいこと言って…だめだね」
スポニチアネックス / 2024年10月19日 13時6分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください