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「シビル・ウォー アメリカ最後の日」キルステン・ダンストインタビュー “恐怖の赤メガネ男”演じた夫、ジェシー・プレモンスにも言及

映画.com / 2024年10月10日 9時0分

「シビル・ウォー アメリカ最後の日」キルステン・ダンストインタビュー “恐怖の赤メガネ男”演じた夫、ジェシー・プレモンスにも言及

ダンストの夫でもある、ジェシー・プレモンス (C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

 A24史上最高のオープニング記録を樹立、更に興行収入ランキングで2週連続1位を獲得した映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」。日本では10月4日に公開され、メジャー作品以外の洋画実写作品であるが、週末動員ランキングで初登場1位と注目を集めている。このほど、ベテランカメラマンのリー・スミスを演じたキルステン・ダンストのインタビューを映画.comが入手した。

 映画の舞台は、連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく――。

 ダンストが演じたリー・スミスは、4人のジャーナリストチームの内の1人、戦場で幾度も死線を超えてきたベテランカメラマンという役どころ。本作の撮影に入る前にアレックス・ガーランド監督から紹介され、参考にしたのは「『メリー・コルヴィンの瞳(Under the Wire)』」と「炎628(Come and See)」」だと言う。前者はレバノン内戦や第一次湾岸戦争、チェ・チェン紛争など、世界に戦争の真実を伝えるために危険な取材を重ね、2012年にシリアで殉職したメリー・コルヴィンの半生を描いたドキュメンタリーであり、後者は第二次世界大戦を舞台に、少年がドイツ軍のアインザッツグルッペンによる虐殺を目の当たりにする様子を描き、いずれの戦争の悲惨さを抉り出した作品だが「これら作品を観て、リハーサルを重ねたことが心に残っている」と述べた。

 リアルな戦場描写が話題の本作だが、撮影現場でも常に銃声が鳴り響いていたと言う。「この作品は時系列順に撮影したから(クライマックスを撮影していた)最後の2週間は特に凄まじい銃声が鳴り響いていた」と明かす。「通常、空砲の火薬量は半分なんだけど、監督は今回その倍の量を使ったから、すごい音だった」「監督は可能な限りリアルな環境に作ろうとしていたの。実際に戦争を経験した人々の話を聞いて、動きを綿密に決めていたから、その状況に没入することができた」といい、「緊迫していたけど、それを演技に活かすことができました」と感謝する。

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