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「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」「ハリー・ポッター」――映画音楽界の生ける伝説、ジョン・ウィリアムズの代表作10選

映画.com / 2024年11月1日 10時0分

●4.「未知との遭遇」

 スピルバーグが人類と異星人の接触を描いたSFドラマ。70年代後半、「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」とともに世界中でSF映画ブームを巻き起こした作品だが、どちらもウィリアムズが音楽を担当しているのは、やはり驚異的だ。映画のクライマックス、突如現れたUFOに対し、人類が音と光で交信を試みるシーンで使われた“レ・ミ・ド・ド・ソ”の5音階はあまりにも有名。なお、ウィリアムズは7音階を想定していたが、スピルバーグが「それでは、メロディになってしまう」と却下したエピソードも残されている。

●5.「スーパーマン」

 「ジョーズ」「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」と名曲を生み出し続けた、70年代のウィリアムズの勢いは止まらない。いまは亡きクリストファー・リーブさんが、惑星クリプトンから地球にやってきた超人・スーパーマンを演じた大ヒット作では、主人公が大空を翔(かけ)る勇姿を重厚感たっぷりに表現したテーマ音楽を生み出し、長らく「ヒーローと言えば、この曲!」というイメージが定着。同曲は2006年にリブートされた「スーパーマン リターンズ」のオープニングクレジットにも使用され、スーパーマンの復活をファンに強く印象づけた。

●6.「E.T.」

 地球に取り残された異星人と子どもたちの交流を描いたスピルバーグ監督によるSFファンタジー。主人公のエリオット(ヘンリー・トーマス)が、自転車の前かごに乗せたE.T.とともに大空を飛ぶという名シーンで流れる「地上の冒険(E.T.脱出作戦~さよならエリオット)」は、観客が“本当に空を飛んでいるかのような気分になれる”名曲中の名曲だ。作曲家・編曲家として本領を発揮したウィリアムズはアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞の各作曲賞と、グラミー賞の4冠に輝き、名実ともに映画音楽界の頂点に立った。

●7.「ホーム・アローン」

 クリスマスの家族旅行に置いてきぼりにされた少年ケビン(マコーレー・カルキン)が、泥棒相手に奮闘するファミリーコメディ。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を連想させる、ウィリアムズによるオリジナル曲の「出発だ!」は、映画の枠を飛び越えて“とにかく大慌て”なシーンの定番曲として知られる。美しいコーラスが印象的な「サムホエア・イン・マイ・メモリー」には心が温まる。本作と、そしてウィリアムズのオリジナルテーマ曲を使用したリブート作「ホーム・スイート・ホーム・アローン」は、ディズニープラスで配信中。

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