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米アカデミー賞受賞「ゴジラ-1.0」金曜ロードショーで今夜地上波初放送! あらすじ・キャストまとめ&ネタバレ含む3ショットインタビューも

映画.com / 2024年11月1日 21時0分

 山崎:そこに関しても、初代「ゴジラ」がプライベートの話とゴジラの話が非常に上手くリンクしていた映画だったので、あれをやらなくちゃいけないなと思っていました。神木くんと浜辺さんに演じてもらった敷島と典子の関係、敷島が背負っているいろんな思いみたいなものが、「対ゴジラ」に向かっていく時にどういうふうにエンジンになっていくかということは、脚本を書きながら非常に意識していましたね。

■神木隆之介と浜辺美波のキャスティング秘話

――神木さんと浜辺さんをキャスティングした理由についても教えてください。

 山崎:昭和っぽい人たちにやってもらいたいなと(笑)。昭和感のある2人――もちろん現代でも全然いけるんですけど、昭和の舞台の中に置いた時に非常になじむ、自然と風情に溶け込む力を持っているなと思いました。

 お芝居がちゃんとできないと怪獣って存在できないんですよ。こちら(人間)側の恐怖が伝わってこないと、怪獣は絵空事になってしまうので。お芝居ができることは前提として昭和の世界になじむ、そして、ゴジラとちゃんと対抗できるキャラクターを持っている人ということでお願いしました。

――お2人は“昭和っぽさ”を自覚されている部分は…?

 神木:全くないです(笑)。初めて言われましたよ! 思いきり平成生まれですからね。何がそうさせたのかわからないですけど……。ただ、そう言っていただけるというのは、それだけ年代の幅も広がるので、ありがたいですけど。

 山崎:(朝ドラで)大正にもいたでしょ(笑)?

 神木:明治からいましたよ(笑)。ここ最近、明治、大正、昭和にずっといて、令和どころか平成にも届いていないので(笑)。そろそろ現代に戻りたいですけど…。

 浜辺:自分の体形はすごく昭和っぽいのかなと思います。イマドキの手足が長くて身長が高い若い子の特徴はあんまりなくて(笑)、着物が似合うタイプなので、それは助かりました。

――戦争から“生きて還ってきてしまった”敷島、戦後の混乱の中を強く生き抜こうとする典子を演じるにあたって、どんなことを意識されましたか?

 神木:敷島が典子をどう思っているか? という部分は、実はすごく大事なポイントだったのかなと思います。戦争からああいう形で戻ってきた敷島が「生き延びてしまった」という罪悪感にさいなまれる中で、典子が無理やり家に押しかけてきて、最初は拒否していたけど、徐々に典子の存在が敷島にとって大切な存在になっていく――典子の存在が希望や支えになっていくのは、敷島にとってすごく大きな変化であり、その関係性は丁寧に表現できたらと思っていましたね。

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