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綾瀬はるか、読み終えた脚本の最後に書き残したメッセージの真意【「ルート29」インタビュー】

映画.com / 2024年11月3日 18時0分

 それに、どの表情も絵になるので、ずっと追っていたい監督の気持ちがすごくわかる。私もカメラマンさんなら『もうちょっと撮らせて!』と粘ってしまうだろうなって(笑)。何かを掴む力もとても早いし、かといって余計なものを纏っていなく、発する言葉一つ一つがシンプルだけど優しくて面白くて真髄をついている。誰よりも大人かもしれない一菜ちゃんを見ていてこちらも学ぶことが多かったですし、本当に魅力的でした」

 森井監督が作り上げた世界観の中で、綾瀬がのり子(トンボ)として生きていることに大きな意義を感じる。綾瀬にとっても語り尽くすことが困難であろう、今作の魅力を問うてみた。

 「ハルをはじめ、出会う人々が不思議で魅力的な人ばかりで、生きているのか生きていないのかがわからない。映像のかわいらしさも相まって、観終わった後に『生きるっていいな』と勇気をもらえる映画だと思います。一方で、生と死の境目を曖昧にすることで『死ぬことを怖がることもない』という不思議な感覚になる瞬間がありました。みんなひとつに繋がっている感じもあって、温かい気持ちになれます。一見ファンタジーな物語だけど、生きることと死ぬことや、ひとりぼっちの女性が心を開いていく過程など、誰しもが共感できる普遍的なテーマを描いている作品だと思います」

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