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「はたらく細胞」片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、Fukaseが奇抜なメイク&衣装で大暴れ! 武内監督がキャスティング秘話を明かす

映画.com / 2024年11月8日 12時0分

 武内監督は、「新納さんはクネクネした動きが得意そうだったので、ちょっとフェミニンな雰囲気を醸し出す粘着性キャラに振ってみました。何とも言えないネトっとした感じがCGとすごく相性が良く、うまく馴染んでいたと思います」とコメント。「たぶん新納さんは、完成した時の映像を予測しながら演じていたんじゃないでしょうか? 私が演出したドラマ『ルパンの娘』以来の参加でしたが、実に思い切りのいい素晴らしい俳優さんだなと思いました」と絶賛した。

 「翔んで埼玉」「ルパンの娘」シリーズなど武内監督作の常連・小沢が演じるのは、皮膚や毛穴などに常在し、毒性が高く創傷部などから体内に侵入、表皮感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こす細菌・黄色ブドウ球菌。その名の通り全身を黄色の球体で覆われ、一見するとポップなビジュアルだが、戦場と化した体内で逃げ惑う細胞たちの姿をみながら高笑いする姿は冷徹そのもの。

 武内監督は、「『翔んだ埼玉』でぶっ飛んだ役をやっていただいたんですが、原作の黄色ブドウ球菌を観た時、『この役は彼女しかいない!』と直感で決めました」とキャスティングの経緯を告白。「お子さんが原作漫画の大ファンらしく、教育にも役立つからぜひやりたいと。ただ、オファーしたのはいいけれど、片岡さん同様、奇抜なメイクと衣装で誰なのかわからくなる心配がありました。でも小沢さんに関しては、『あ、小沢さんだ!』ってすぐにわかってしまうところがすごいなと思います」と絶大な信頼を寄せた。

 そして、「キャラクター」の連続殺人犯役で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞と報知映画賞新人賞を獲得したFukaseが演じるのは、いまだ謎の多い細胞たちにとっての最強の敵“????”。どこか精気を失っているようで悲し気な瞳をもち、ただならぬオーラを発するその姿は、最強の“ラスボス”としてふさわしい存在感を放つ。

 武内監督は、「Fukaseさんが殺人鬼を演じた『キャラクター』を観て、彼の中にあるなんとも言えない“切なさ”に惹かれるものを感じたので、ぜひご一緒したいと思っていました。今回の役は、人間の命を脅かす細胞たちの最強の敵。“狂気”と“悲しみ”が同居するようなキャラクターにしたかったんですが、真っ先に思い浮かんだのが彼の顔でした」とFukaseの出演を熱望していたことを明かしている。

 「はたらく細胞」は、12月13日に全国公開。

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