「現代中国映画祭2024」開催決定! 4作品が日本初上映、奇才チュウ・ジョンジョン監督を特集
映画.com / 2024年11月8日 19時0分
●上映作品(全15作品)
★Director in Deep Focus部門:鬼才 チュウ・ジョンジョン 傑作セレクション
「マダム」★チュウ・ジョンジョン監督特集上映作品
服飾デザイナーをする傍ら、派手な女装をし、マダム・ビランダと名乗りステージに立つクラブ歌手。同性愛者がまだまだ生きづらい中国にあって、ゲイである彼がここに至るまでには様々な苦労があった。赤裸々に語られるインタビュー映像と、クロスして流れる彼のステージシーンが、ときに笑わせ、ときに涙を誘う。
「痴」★チュウ・ジョンジョン監督特集上映作品
反右派闘争で右派とみなされ、1958年から80年まで強制労働所や刑務所に送られた張先癡へのインタビューと、彼の回想に基づく舞台劇風の再現ドラマを通じて、中国現代史と人間を描くことに挑んだ創意あふれるドキュメンタリー&フィクション。
「椒麻堂会」★チュウ・ジョンジョン監督特集上映作品
四川オペラの名優であったチュウ・フーがこの世を去る。フーは冥界へ赴く道すがら、最期に自分の人生を振り返る。戦争・飢饉・政治的混乱といった不穏な運命に翻弄されながらも、劇団と共に生きた波瀾万丈の彼の生涯とは──。
★Chinese Now Hits部門
「無名」
1941年、日中戦争下の上海。日本の傀儡政権である汪兆銘政権の政治保衛部諜報員フーは、任務に失敗して処刑されるはずだった国民党の女スパイを密かに助けたことで、上海に住む日本人要人リストを手に入れることに成功。だが、部下のイエは日本側とも繋がる二重スパイで──。監督はチェン・アル。
「家出の決意」1 ★インターナショナル・プレミア/日本初上映
リーは家族のために人生を捧げ、良き娘、良き妻、良き母としての役割を忠実に果たしてきた。終わらない家事と生活の重荷が、彼女をうつ病に追い込む。絶望の中、彼女は人生の別の選択肢を見つけ、新たな人生の旅を計画し、本当の自分を再発見していく。監督はイン・リーチュエン。
「いいひと」 ★日本初上映
不運続きの男ピンアン。友人を庇って刑務所に入っている間に、妻は娘を連れて再婚。出所後は墓地のセールスマンとして働いており、生活は苦しいが、常に楽観的に生きている。ある日、亡くなった顧客の不名誉な噂を晴らすため、数々の見えない悪意と戦うことになる。監督はダー・ポン。
★Chinese New Wave部門
「彼女」 ★日本初上映
中国南部の静かな村。フォンタイ一家は新しい家族の誕生を待っていたが、予期せぬ変化が一家の静かで美しい生活を壊してしまった。挫折と変化の中で、フォンタイは自分を見つめ直す旅に出る。監督はチン・シジョン。
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