1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

【インタビュー】世界の舞台で戦った中島健人 「コンコルディア」ショーランナーが「素晴らしい」と絶賛する資質とは?

映画.com / 2024年11月15日 20時0分

【インタビュー】世界の舞台で戦った中島健人 「コンコルディア」ショーランナーが「素晴らしい」と絶賛する資質とは?

(C)Hulu Japan

 中島健人が海外ドラマデビューを果たすHuluオリジナルの大型国際ドラマ「コンコルディア Concordia」が、11月8日から独占配信されている。このほど映画.comは、「ゲーム・オブ・スローンズ」「THE SWARM ザ・スウォーム」などで知られ、制作総指揮を担うフランク・ドルジャーにインタビューを敢行。全編で流ちょうな英語のセリフを披露し、ドルジャーが「素晴らしかった」と絶賛する、世界の舞台で戦った中島の裏話を聞いた。(取材・文/編集部)

 舞台は、カメラと AI に生活の全てを網羅されたコミュニティ「コンコルディア」。社会と住民の健全さを守るためのデータ管理は、鉄壁のセキュリティを誇っていたが、ある日、起こるはずのない殺人事件が発生。未然に犯罪を防ぐはずのAIは、何を見逃したのか――? 殺されたのは、コンコルディアの分析官オリヴァー。やがて彼は、自身の立場を利用して、第三者の情報を不正閲覧していたことが明らかになる。町の理念と価値観を揺るがす事態に、人々は翻ろうされていく。

――各国の実力派俳優陣が集結している点が見どころですが、言葉も文化もさまざまなキャストたちが集まる作品づくりにおいて、大切にされていることを教えてください。

 最初に大切なのは、題材を真にインターナショナルなものにすることです。最初からインターナショナルであるということを意識して、プロジェクトを進めました。

 例えばコンコルディアは、未来の共同体です。いま、我々が直面している移民という社会問題も当然、反映されなければならない。だからこそコンコルディアは、バックグラウンドに関係なく、皆を歓迎するような場所にし、そこで暮らす人々の文化も具体的に描くことが大事だと思いました。

 改めてにはなりますが、キャラクターをしっかりと定義づけることが重要ですね。どんな役割を持っているのか、内側から、一からしっかり作るようにしています。かつてあったような、海外のキャスト・スタッフにあとから参加してもらって“国際制作ドラマ”と呼ぶわけではなく、テーマ設定や脚本づくりの最初から意識して作っていくことが重要です。

――さまざまな作品を経て、ドルジャーさんは、インターナショナルな作品づくりや、現代の問題を反映したリアリティのある物語づくりに惹かれているということでしょうか。

 HBOなどで長年、歴史ドラマや時代物を手がけてきて、「ゲーム・オブ・スローンズ」が終わった時に、次に何がしたいか、考えました。それまでは、いまの時代に通ずる問題提起を行ってはいるんですが、過去を舞台にした作品が多かったんです。フィルムメイカーとして、自分の次のチャプターを歩み出すにあたって、未来を見据えたいなと。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください