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【インタビュー】見知った場所を離れ、何かを“超える”経験が、私たちを強くする―「モアナと伝説の海2」製作陣がこめた思い

映画.com / 2024年12月4日 14時0分

――前作と比較して、「変えないようにこだわった部分」と、「新たにチャレンジした部分」のふたつを、それぞれの視点で、教えてください。

ミラー監督「モアナというキャラクターは確立されているので、変えたくはありませんでした。ものすごい旅を経験していくなかで、いろんな形で、『自分自身が何者なのか』を、すでに彼女は見つけていますから。モアナには後戻りするのではなく、前進してほしかった。前回と違う部分というと、今回は仲間と一緒なんです。ひとりで受けて立つことができる試練にも、守らなければならない仲間がいるだけで、その選択が変わってくると思います」

チェン「今回、リーダーとしてのモアナが見られるのはもちろん、先ほどデイナも言っていたように、彼女が戦うことのリスクや、ヴィランの強さを、レベルアップさせたかったんです。前回は冒険へ旅立ったときに、その旅がどこへ向かうのか、何を意味するのか、モアナは分かっていなかったんです。でもモアナも年を重ねて、今回は何を置いていくのか、どんなものを失いうるのか、十分に分かったうえで彼女は旅立つ。だからこそ、その彼女の覚悟に見合うだけのヴィランを登場させたいと思いました」

デリック・Jr.監督「おふたりの言葉通り、さらに世界を広くすること。そして、本当にたくさんの生き物を登場させました。地下にいて口をパクパクさせているマッドスキッパー(トビハゼ)やコウモリ、先祖を表現している大きな鯨のキャラクターも登場するので、ぜひ注目してください」

――本作の魅力のひとつといえば、やはり素晴らしい音楽です。特に前作の「どこまでも~How Far I'll Go~」は、ディズニーアニメの歴史においても最高峰の名曲だと思います。選ぶことは難しいかもしれませんが、本作で特にお気に入りの楽曲とその理由、劇中での見どころポイントを、お聞かせください。

ミラー監督「本作では幸運なことに、エミリー・ベアーさん、アビゲイル・バーロウさんが、前作のマーク・マンシーナさん、オペタイア・フォアイさんに加わった素晴らしい作曲チームに恵まれました。彼女たちは若く、先駆け的な存在で、モアナと同じく道を切り開いているので、モアナの気持ちが分かると思うんです。そのなかで彼女たちが、心から響く楽曲を作っていて、全部大好きなので、選べないですね……!」

チェン「その通りですね。私は毎日、好きな曲が変わるんです」

デリック・Jr.監督「もちろん全曲好きなんですが、思いっきり笑える曲もあるし、今回のテーマのひとつでもある『モアナがどこまでいくのか』に答えるような曲もあります。今回はマウイの曲がふたつあり、すごく面白いエンパワーメントの曲と、エモーショナルな曲があり、私は後者が好きかもしれません」

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