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小栗旬、窪塚洋介と26年ぶり共演!「フロントライン」で松坂桃李&池松壮亮と初タッグ

映画.com / 2024年12月19日 7時0分

小栗旬、窪塚洋介と26年ぶり共演!「フロントライン」で松坂桃李&池松壮亮と初タッグ

(C)2025「フロントライン」製作委員会

 俳優の小栗旬が、世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語として、オリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品「フロントライン」(関根光才監督/2025年6月公開)に主演することがわかった。豪華キャストの出演が明らかになり、小栗は松坂桃李、池松壮亮とは初共演となったほか、窪塚洋介とは26年ぶりのタッグを果たしている。

 物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港へ入港した後、日本で初めて新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56カ国の3711人。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で“最前線”に駆けつけたのは、家族を残し安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった――。

 当時、日本に大規模なウイルス対応を専門とする機関は存在せず、急きょ対応することになったのは災害医療を専門とする医療ボランティア的組織のDMAT(ディーマット)だった。DMATとは、災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)を略した医師、看護師、医療事務職で構成され、大規模災害や事故などの現場に約48時間以内から活動できる専門的な訓練を受けた医療チーム。地震や洪水などの災害対応のスペシャリストだが、未知のウイルスに対応できる経験や訓練はされていなかった。

 今作の企画、脚本、プロデュースを務めたのは、「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」で知られる増本淳プロデューサー。300ページを超える取材メモから、これまで知られることのなかった船内のエピソードを丁寧に脚本にまとめ上げているが、企画のきっかけは「クルーズ船に入船した医師との会話」だったという。「その医師が語ってくれた船内の実態は、世の中に知られていないことばかりで、驚くべきことや涙なくしては聞くことのできないエピソードの連続でした」と吐露。それだけに、「この知られざる愛と勇気の物語を一人でも多くの人に共有してもらいたい」と思いを語る。

 本作では、ダイヤモンド・プリンセス号が横浜港に入港した20年2月3日から、乗客全員の下船が完了した2月21日までが描かれる。主演の小栗は、未知のウイルスに立ち向かうDMATの指揮官・結城英晴(ゆうき・ひではる)に息吹を注いだ。撮影を終えた直後には、「日常を取り戻したこの状況の中で、忘れてはいけないかなり大きな出来事だなと思うし、それを映画として届けられるという事は僕たちにとっても挑戦的だった」と明言。そして完成した本編を鑑賞し、「すごく力のある映画でした。全員が主役の映画になっており、参加できたことを誇りに思います」と手応えをにじませる。

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