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髙石あかり、朝ドラ「ばけばけ」ヒロインへの道 両親、恩師、マネージャーと紡ぐ歓喜の涙【特別インタビュー】

映画.com / 2024年12月19日 9時0分

 「ばけばけ」のヒロイン・松野トキ役を掴み取るまで、朝ドラのオーディションは「舞いあがれ!」「あんぱん」と惜敗を屈している。両作品とも最終選考まで進んでいたという。今回は2892人が参加したオーディションで最終選考には9人が進んだそうだが、髙石本人はライバルの存在は全く意識することはなかったようだ。

 「最終に何人残っているのかも、知らされていなかったんです。ただ、これまで誰もが知っているような方に決まっていたので、正直なところ今回もそういう方になるのかなと思っていました。最終落ちが2度続いていたので、何かを変えてみようと思って。『受かるはずがない。でもこの機会を大事にしよう!』という気持ちで臨んでみたんです。

 三次審査で、対面で演出の方々に芝居を見てもらえる機会がありました。皆さん、全然かしこまっていなくて、ワークショップみたいでした。普段であれば椅子に座っていらっしゃるんですが、逆に私たちが座ってお芝居をして、その周囲を皆さんが見ているという形式。ワクワクしてきて、とにかく楽しかったんです。しかもお芝居の後をすごく大切にされていて、セリフが終わってからも延々と続く……。

 エチュード(即興劇)というんですか。途中で監督も入ってきちゃって(笑)。お父さんの帰りを2人で待つという設定で、台本ではお父さんは帰ってこない。でも監督はお父さんとしているので、最初は訳が分からなかったのですが頭フル回転させて必死で続けました。グループ審査になると、自分が…とかじゃないんです。そこにいるメンバーと協力して続けていかなければならない。それが楽しかったんです」

■書類選考のエッセイのテーマは「化ける」

 一次の書類選考は、エッセイの提出が課せられたと聞いている。髙石はどのような内容を書き記したのだろうか。

 「小学生の頃にお世話になった先生で、私に朝ドラのヒロインという夢を与えてくれた恩師がいるんです。その方のことを書こうと、すぐに思い至りました。ずっと連絡を取り合っていた時期もあったのですが、だんだんと疎遠になってしまって…。いざ疎遠になると、なかなか連絡をするきっかけが作れなかったのですが、このエッセイについては先生のことを書きたかったので、たとえ返信が来なくても連絡してみようと。すごく大切なオーディションを受けます。一次審査で先生のことを書かせてもらいたいですって。テーマが『化ける』という言葉を使ってエッセイを書くというものだったので、最後の一文に『先生、わたし化けるね』って書いて提出しました。

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